では亀山神楽団 定期公演後半です
熱血!平岡秀典団長の幕間のお話です
居住まいを正しての登場は、先ほどの和尚メイクの方と同一人物なのかと思うほどでした
さて、今年は。
亀山神楽団にとって基点となる1年。
これから末永く継承していくために、亀山神楽団はどうあるべきか。
団員一人一人の、胸に真に問う年明けでありました。
目的の中に神楽団の存在意義があり、目標を定めなければ活動する意味がない!ということで。
3月に公演を控えながら、2月までは舞の練習は一切行わずミーティングのみ。
心身ともに苦しかったそうです。
そして、団員一致で掲げた指針は「和をもって仲間・神楽と向き合う」。
目標は3つ。
①亀山子供神楽との連携
後継者育成のため、各公演先に理解を頂ながら、奉納・公演を子供神楽と一緒につとめる。
②亀山の原点
先輩方、地域の方の努力の先に今の亀山神楽団がある。亀山神楽団OB 会の発足と、地域連携行事の実行。
③太刀納めの実施
団員および子供神楽、OBや地域の方々との団結を深め、様々な報告の場として太刀納めを行う。
この3つの目標については、名刺の裏に明記してあります。
実際に今年は、地域の清掃活動を行い、12月18日には太刀納めを行います。
(※今年の太刀納めは神楽団の関係者のみで行うため、他の方の観覧はできません。)
更に、個人個人の目標をオープンにして、自ら神楽団の中で考えて動かれるのです。
“言ったことを形にする”力を身に着け、人となりを磨き、本当の意味で神楽と向き合える人間性を育てるとおっしゃいます。
上演前には、立ち止まり顔をしっかり見てから頭を下げられる挨拶。
上演後も、人の目に留まらない控室のモップ掛けなど、どんどん快活に動かれていました。
私は若い頃、あんなことできなかった。。。
団員の皆さんのお話をしていると、どうしても涙が出てしまう平岡団長ですが。
来年は更に嬉し涙を流してもらいましょうね
和をもって・・・
~第二幕 土蜘蛛~
『若さに任せて舞わない。その役を舞う。』を心に稽古を重ねています。
途中、2階席から拝見した、胡蝶・岸岡健吾さんの舞。
本性を表し、恨み辛みがいよいよ鬼の姿に変化する場面。
ひと場面ごとに妖艶さを増していき、魅入るほど美しかった。
鬼女を舞う方の、特質なのかもしれませんね。。。
そして上演後、素敵でした!と声をかけた途端に。
『あ、いや、全然、あの・・まだまだなので・・・』と控えめなところが、神楽ファンのギャップ萌えという現象です
大太鼓:大田拓我さん、小太鼓:下川 葵さん、
手打鉦:平岡秀典さん、笛:大田杏彩さん。
源頼光:上駄智明さん、卜部季武:山本啓太さん、
碓井貞光:坂本紘秋さん、胡蝶:岸岡健吾さん、
土蜘蛛の精魂:岡崎雅也さん。
平岡団長と!狐の面をかぶらせてもらいました~。
撮影会へのご協力も本当にありがとうございました。
2016,12,03 Sat 15:32