初めて近くで見たキクイタダキ。くりくりして可愛い。
才乙旭神楽団の皆さん続きます
幕間のお話は、2演目共に大太鼓をつとめられた向田英章さんでした。
若い者のほうが、少し変わった話が聞けるでしょう!と田中団長のご配慮でした。
オキヅカイ O(-人-)O アリガトウゴザイマス
大太鼓の気迫に満ちた空気感とは異なり、インタビューでは誠実な人柄が滲む、静かな佇まいの向田さん。
まずは、今年こそはと、豊かな雪に期待する芸北地域の皆さんの様子。
又“スキーと温泉の里“の、冬の活気について紹介され。
最近では道路の除雪も早く、冬の芸北は案外身近な穴場なのだとお話されました。
さて、他の団員さんよりも神楽を始めるのが遅かったという向田さん。
弟さんである向田拓夫さんは、子供の時に入団されましたが。
英章さんが入団されたのは35歳の時。
団員さんたちからの熱心な勧誘が続き、故郷への思いと、地元の方々への恩返しの気持ちで入団を決意されたとおっしゃいます。
あれから12年、少数精鋭の才乙旭神楽団にはなくてはならない大きな存在に。。。
12年を振り帰って頂くと。
「年齢的にしんどさを感じます」と、笑顔でのひとこと。
仕事と神楽の両立。
30代と40代の変化など等、神楽人のリアルは尽きません。
しかし、神楽団の中のご自身の役割や、少人数の厳しさの中にある他の団員さんとの共闘。
そして、常に手伝いに出てきてくださるOBの方々のへの感謝に“これからも”という向田さんの清々しい覚悟を感じました。
『登る朝陽のように輝かしい神楽団となるよう、先輩方が“才乙旭”と願いをこめて命名された』というお話が、胸の中で蘇ってくるインタビューでした
~第二幕 鐘馗~
今年も「才乙旭のねっば~い鍾馗をご覧ください」と紹介がありました。
昨年新しくされたばかりの鐘馗大神・大疫神の衣装。
この喜びから、今年は鐘馗にも自ずと力が入っているそうです。
衣装代を稼ぐため、団員さんのアルバイトもあったと伺い、ジーンとくる
現団員さんがOBとなられた頃、磨かれて渋い光沢を放つこの衣装で鐘馗が舞われると嬉しいですね。
大太鼓:向田英章さん、小太鼓:市川健吾さん、
手打鉦:三田玲司さん、笛:藤沢竜緑さん。
鐘馗大神:四郎田佳一さん、大疫神:向田拓夫さん。
幕間に、個人的なお話を根掘り葉掘り伺った向田英章さん。有難うございました。
鐘馗の面をかぶらせてもらいましたが・・・私がかぶると普通の“お面”に戻ります。面には舞子さんの何かが宿るものだと、しみじみ。
2019,11,20 Wed 09:49