シロハラさん(おそらく雄)。
毎年、城址公園に15羽くらい飛来するそうです。
早起きして
日本野鳥の会・探鳥会へ参加してきました。
事前申し込み不要、広島城址公園集合。
HPでの密かな告知にも拘らず、40人近い参加でちょっとびっくりしました。
1人から家族参加まで年代も幅広く、男女も半々くらい。
およそ1時間半の観測で29種類、数百羽にものぼるまとめ。
(※この日の解説者の方の時間外観測を一部含む)
こんな市内中心部でも、多くの鳥たちが街に順応して立派に生活しているんですねぇ。
お堀を超高速で泳ぐカワウ。威風堂々。
集合した途端。
遠~~~く上空をかすめる、大型の鳥を指さして解説が始まりました。
『はい、ミサゴ(※ミサゴ科、或いは鷹科に括られる)飛んでます!』
『右からヤマガラ、左からコゲラの声が聞こえます。分かりますか?』
ドコドコ? w(゚ロ゚;w(゚ロ゚)w;゚ロ゚)w ナニナニ?
私は感動しました。
神だ・・ずっと逢いたかった神様がいる!
今まで一人で鳥を探していて、情報も限られて物足りなかったのです。
特に鳥は、解明されていないことが多い生き物。
これまで、疑問に思うこともほとんどがそのままだったのに。
今日は何を聞いても、豊富な経験と知識を持つ専門家たちが、納得いくまで答えてくれるのです
伺ってみると、日本野鳥の会は、国際的な交流の中で世界レベルの研究を進められている組織のようで。
広島支部にも鳥の研究に人生を捧げ、名高い方が複数いらっしゃるとのことでした。
三度の飯より鳥好きの、ベテランの方々の情熱解説。
目から鱗が、数えきれないくらい落ちました。
モデルさんのようなジョウビタキ(雄)。
さすが観光地の越冬鳥。ぎりぎりまで近づくことができます。
ジョウビタキの正面顔。力が抜ける・・・
何より楽しかったのは“鳥好きの輪の中で過ごす事”です。
『鳥の正面顔、最高に癒されると思わない?』
『ヒヨはやんちゃな中学生みたいよね。』
『シメに初めて逢えた、きゃ~幸せ』等々。
初対面関係なく、お互い頷きあいながら延々と続くバードトーク。
そして解説者の方から。
『以前ここで6月にツグミを見かけてね、“お前何してんだよ!”って話でしょ?』
ここで一同、どっかんどっかんと笑います。
鳥好きなら一度は経験しているネタで、バードジョークなのです。
雨も落ち始め体は冷えているのに、気持ちはワクワクでした
コゲラ(キツツキ科)・・・後ろ姿。粘ったけど振り返らず。
メジロ、シジュウカラなどと小鳥チームを結成して暮らしています。エサや敵に対して効率的なのだそうです。
今日のメイン、ハチジョウツグミ(ツグミ亜種)。
個体数が少なく珍鳥と呼ばれバードウォッチャーの憧れのひとつ。
・・・皆さん興奮気味でした!
探鳥会は月に1~2度開催で、参加は無料。会員になる必要も特にないようです。
双眼鏡がなくても、用意してくださっていますから大丈夫です。
都合の合う方はぜひ一度参加してみてください。
鳥たちの逞しく可愛らしい姿を身近に感じると、毎日の景色も変わってくるかもしれません
日本野鳥の会広島支部・カレンダー
http://wbsj.d.dooo.jp/
ヤマモモの実。割れているカラは、シメがクチバシで割って中身を食べた後。
小さい体に大きなクチバシ。こんなに硬い殻を割れるほど、シメのクチバシは発達しているんですね。(シメの写真持っていません)
2017,01,29 Sun 22:11