筏津の塵倫の鬼は昔から緋袴。小鬼の赤は印象的です。
第2部 伝統を受け継ぐ
~第三幕 塵倫 筏津神楽団~
たまたま先日、昔の筏津の塵倫の写真を拝見する機会がありまして・・・
大・中・小の鬼の、その魅せ方など、現在とは全く違う雰囲気に驚いてしまいました。
しかも昔から筏津では、漬物桶を改造したマシン(?)で、ドライアイスの演出をされていたそうです。
先輩方の情熱と器用さに感服しますね。
しかし、一方では、競演でも“鬼が3つはおかしい”など、大朝の伝統に理解が及ばなかった時代もあったと言います。
(※3つでない神楽団もあります)
筏津の塵倫の起点は、今田 修さんが35歳で団長に就任された時。
『筏津の塵倫をええもんにする!』
『大朝の塵倫を広める!』と強く誓いを立てられたことから始まります。
時は流れ、早春神楽出演のうち、三回を塵倫で飾られるほど。
何度観ても、何度も観たい大朝・筏津の塵倫です。
まっこと恐ろしい総大将・塵倫。
仲哀天皇の相手に相応しい風格を備えます。
塵倫:大上(おおうえ)顕男さん。
そこのあなたを、見ていますよ・・・
矢が刺さることを『チッカ』『チッカする』などと言うのだそうです。
チクリじゃなくて、グサリという感じですけどねー。
旧舞の持つ品格と猛々しさ。
仲哀天皇:吉岡秀樹さん、高丸:水口 一真さん。
雲に隠れた塵倫を、弓矢のご神徳によって退治する。。。
『いや!僕の腕だと思います。』スナイパー高丸こと、水口さんのお話です
2015,02,26 Thu 21:53