この夜、玉藻前さんが訪ねたのは、八念寺でした。
琴庄神楽団の「嵐」に初めて出会ったのは
数年前の琴庄さんの地祭り。
当時私は、私的な出来事をきっかけとして心を病んでいた時で。
この「嵐」に思わず吹き出し、数か月ぶりに声を出して笑いました。
“笑う”というのは魔法のようなものです。
そろそろ前を向いていけるのではと少しふっきれた、今でも忘れられない夜です
~悪狐伝~
はっちゃんが終始絶好調。涙が出るほど笑い転げました。
みんな楽しそうでしたね~。
玉藻前の沖田将之(しょうの)くん。
筋書き通りにいかないはっちゃんを相手に、、柔らかな受け答え。
ホントに素敵なコンビでした!はっちゃんは、もちろん栗栖和昭さんです。
奏楽の皆さんもゲラゲラと。良い夜です・・・
多くのリクエストにお応えして「嵐」。
後方に、もう一人「嵐」。
THE・悪狐伝の場面ですね~。
いい加減こっち見てっ!
この狐、喋るんですよ・・・
若い舞子さんたちツヤツヤしてます。
上総介:菊本 凌さん
~土蜘蛛~
大舞台で舞われる雰囲気と全く違わない熱演でした。
舞台裏から飛ばされ、夜空を覆うくもに、童心に返りました。
菊本靖彦さんの胡蝶、ピリッと・・・そして上品で艶めかしい。
場面場面に見惚れていると、あっという間に物語が進んでいきます。
表情のある鬼。
最後の力を振り絞る土蜘蛛、仕留めるのは大仕事です!
~義経平家追討~
人の世の無常や情けを描く壮大な義経記は、物悲しさを醸し出します。
長束奉納を締め括った物語。
神楽にもこんなお話があるのかな、と思われた方もあるのでは・・・
カメラ充電切れにて、写真はこのシーンだけ。
ほの暗い海の底から。
ドキドキ、わーお!お見事っ
帰り道、神楽談義に花を咲かせました~
2014,11,08 Sat 19:02