大目録御披露目。初めて拝見しました~。
横谷神楽団 結成30周年記念神楽大会
いよいよ結んでいきます。
『若いころ、神楽は趣味でした。今は違います。横谷神楽団の灯を消さないことが使命と思っています。』
仲谷伸治団長が繰り返される決意です。
開場時には、お客さんを入り口でお迎えし、終演後はお見送りをする習わしを持つ横谷の皆さんは。
この日も、とりを舞われた後、最後まであたたかな拍手を送ってくださったお客さんを、笑顔と感謝の言葉でお見送りされました。
主催の大変さも神楽の学びとおっしゃっていましたが。。。
ようやくお疲れも取れた頃でしょうか。
この度は、神楽団結成30年、誠におめでとうございます。
父の無念を宿らせて。将門が乗り移っているようでもあります。
滝夜叉姫:野村 悠貴さん。
(滝夜叉姫に使われる面は、前河伸弥さんの作だそうです)
~最終演目 横谷神楽団 滝夜叉姫~
「“横谷神楽団の滝夜叉姫”を作りたい」と、心をひとつにして。
再び思いを込めて整え直されました。
面をはじめ、口上も合戦も、滝夜叉姫の背負う運命を照らし出すように描かれます。
向かう相手は普通の相手でない!緊張感を漂わせます。
大宅中将光圀:楫谷 裕介さん、山城光成:矢上 正太さん。
ここでは悪として、存在感を発揮します!
夜叉丸:金子 慶一さん、蜘蛛丸:野村 惇貴さん。
合戦は“速さ”ではなく命がけで戦う、重さを舞います。
陰陽の術が勝る時。
印象に残る場面です。
只々、絶望に漂う。
世の中に平和を取り戻す。晴晴とした気持ちに包まれます。
2015,03,23 Mon 21:48