身を潜めるように時平が進み出ます。
では横谷神楽団祝いの会・後半にまいりましょ~
ゲスト団体が続きます。
まずは同町内から、布野神楽団の皆さんです。
横谷神楽団の団員さんの多くが、小さいころから布野神楽団を観て育っています。
変わらずの、尊敬と憧れを以てお迎えしました。
旧舞の布野神楽団、新舞の横谷神楽団。
これからも布野の地で、二翼を担います。
正体を偽る時平と歌の掛け合いがはじまります。
~第五幕 布野神楽団 天神~
上演前に、品川 則博団長にご挨拶を頂きました。
『小さいころから知る団員もいて、その成長ぶりを頼もしく思います。』
『30年たいしたものですね。何より活き活き活動されているのが素晴らしい。うちにも活き活きを少し分けて欲しいです。はっはっはっは』
豪快で、あたたかな人柄が沁みるようでした。
さて、天神。
横谷の団員さんが『道真と時平の歌の掛け合いの場面を、ぜひお客さんに観てほしい。』と口を揃えます。
大切に継承される天神は、場面ごとの特徴が豊かで、昔から観衆と一体になって楽しんできた様子が浮かぶようです。
神楽で語り継がれる道真と時平。もう、どれくらい刃を交えたでしょう。
時平:牧原 広直さん、時平の供:西寅 瑞聡(みずあき)さん。
奏楽の皆さんも、真剣勝負のお顔ですね。
大太鼓:石田 光登さん、小太鼓:湊 裕則さん、
手打鉦:滝野口 浩一さん、笛:品川 直子さん。
追いこまれていく時平。白熱の舞台。
菅原道真:平佐 銀二さん(右)、菅原春綱:小田 猛さん。
2015,03,21 Sat 22:49