金木犀、もう散ってしまいますね。。。
広島神楽定期公演・阿坂神楽団の皆さん、続きます
幕間のお話は、藤田丈二団長です。
まずは、最近の阿坂のグッドニュースから
初めに、とよひら競演の優勝を会場の皆さんへご報告し、喜びと労いの大きな拍手を頂きました。
(定期公演のお客様は、自分の事の様に喜んでくださる方が多いですね。)
そして、熊襲・殺生石・葛城山と3連覇を果たした充実感と、それぞれの演目への思い入れ。
優勝という名誉が併せ持つ責任や、競演神楽への考え方など、お話は多岐に渡りました。
又、今年はこの後も、広島県競演や優秀など大舞台が続きますので。
忙しさの中でもしっかりと心身を整え、地に足を付けて感謝をしながら努めたいと、兜の緒を締めるかのようでした。
はい出ました~!毎度食べられちゃう飛び助さん。
ところで、第二幕の殺生石は。
阿坂の皆さんが昔、春木神楽団より師事した頃の舞い方が一部に取り入れられています。
今では、ほとんど見られなくなった懐かしい奏楽と舞い方を。
およそ5年前に殺生石を創作される際、佐々木匡さんが「どうしても!!」と並々ならぬ思いで導入されたものです。
説明が難しいのですが・・・
大太鼓さんの「サッサー」という掛け声に合わせ、舞子さんが手を挙げるという所作・・・
ほんの一瞬です。
会場の皆さんには「眼を凝らして見逃さないでくださいね」とご紹介しました。
私は運良く分かったのですが、写真には撮れず。
一部のお客さんからは、見逃したとか、気付いた時には遅かったとか色んなお話が出ましたが、神楽ファンには大好物のお話でした。
でも、大太鼓の藤田団長は、まだ「サッサァー」が少し照れるそうです。
頬を赤らめておられましたので、次回、阿坂の殺生石をご覧になる際はぜひ注目して頂きたいと思います。
~第二幕 殺生石~
大太鼓:藤田丈二さん、小太鼓:上野昭文さん、
手打鉦:小浜大佑さん、笛:栗末あいりさん。
玉藻の前亡霊:佐々木 匡さん、飛び助・狐:河野翔紀さん、
玄翁和尚:小野遥平さん。
最高の笑顔頂きました~
左:佐々木匡さん、右:藤田丈二団長。
2018,10,17 Wed 10:16