

桜吹雪に混じって、花がまるごとポタリポタリと降ってくることがあります。
不思議に思うでしょうが、その犯人は、この子たちです。


桜の花の蜜が好きなスズメの“盗蜜行動”と言います。
蜜を吸うのはスズメばかりではありませんが。
メジロなどの細いくちばしと違って、スズメの太く短いくちばしでは上手に蜜を吸えません。
そこでスズメは、花を根元からちぎって、裏のがく側から吸い取るのです。
人は桜の下でお花見。
スズメは桜の中でお食事。
お天気が続いて桜が長持ちしてほしいのは、人だけじゃありませんね






すっごい演目に出会いました

~第六幕 きつね 五日市芸能保存会~
玉藻前系ではありません。先にあらすじと流れをどうぞ。
〇流れ〇
この舞はとても楽しいひょうきんな舞です。
六郎が畑で種まきをしていると子ぎつねが現れて、種を食べたり投げ捨てたりします。六郎は怒って鍬を振り回して追い払いますが、狐は負けじと六郎に臭いおならを吹きかけ騙します。
六郎はその臭さに我を忘れ、狐のなすままに踊り始めます。
今では継承されている団体が数えるほどしかないという、貴重な演目です。
まつりの中で、舞子さんが氏子さんや大衆の中に紛れ、皆で楽しく過ごす温かみのある様子が浮かぶようです。
昔から“人を化かす”という狐の身近さや神秘も感じますね。
今回、可愛く表情豊かな狐を舞った竹本応(あたる)君(もうすぐ5年生)と、六郎を舞った章(あきら)さんは親子共演でした。
これ以上ないチームワーク!と思ったのですが『息子もそろそろ体が大きく重たくなってきたので次を育てないと・・』ということでした。
応くんがお父さんの年頃になる時代にも、このイタズラ狐が変わらず愛され、舞い続けていますように。


















2018,04,01 Sun 20:01
