ウグイス、まさか姿を見せてくれるなんて。
続いて、伊勢神宮にまいります
せっかくなんで真面目に紹介します
今回、私は初めて知りこれまでの認識を整理したのですが。
伊勢神宮の正式名称は「神宮(じんぐう)」です。
「内宮(ないくう」「外宮(げくう)」の両大神宮を中心として。
伊勢の周辺に点在している宮(別宮・摂社・末社など)を含む、125宮社の総称を「伊勢神宮」と言うのですね。
ホウホウ ( ̄。 ̄)
そして、内宮・外宮という呼び方も通称で。
正しくは、内宮→皇大神宮(こうたいじんぐう)。
外宮→豊受大神宮(とようけだいじんぐう)です。
フーン( ̄- ̄)ソウナノカ
この日は、古来からの外宮から内宮参りの慣例に従いまして。
はじめに外宮へお参りしました。
時間に制限があるのがツライ。
外宮で一番走ったかな?(人に迷惑かけないように、ですよ)
しかし規模がね、やっぱりお伊勢さんはすごいよね。。。
○豊受大神宮(外宮)○
御祭神は、豊受大御神(とようけのおおみかみ)。
御饌都神(みけつかみ)とも呼ばれ、稲をはじめとする五穀の主宰神。
天照大御神の食事を司る神様です。
衣食住、あらゆる諸産業の守り神ともされています。
豊受大神宮は、内宮の創建から500年後・今から1500年前。
雄略天皇の夢に天照神大御神が立たれ。
『豊受大神を御饌(みけ)つ神として私の近くによんでほしい。』と神示があり、丹波の国より遷宮されたと伝わります。
外宮神域内の勾玉(まがたま)池、水面に浮かぶ奉納舞台。
仲秋の名月には神宮観月会が行われます。
外宮の第一鳥居をくぐる前に
神宮の式年遷宮を伝える為の資料館「せんぐう館」で、諸々予習です。
ここでは、伊勢神宮が、世界的にも稀な2000年もの間継続してきた木造建築であることから。
20年に一度の遷宮で継承される、宮大工さんなど、人間国宝級の職人たちの伝統技術が紹介されています。
又、天照大神さんが天孫降臨の際「日本人の主食とするように」とニニギさんに持たされた稲穂についても触れてありました。
米は命の糧であり、稲作は日々の営み、日本の政治文化の礎であることが語られています。
日本の農民の祭りの代表が伊勢神宮の祭りで、稲作のスケジュールに沿ったものであることから。
神楽もやはり米作り国家を寿ぎ、繁栄を祈るものと改めて感じました。
では、第一鳥居から進みます。
爽やか~。人には森林浴が大切なんだなって思います。
第2鳥居が見えてきました。鳥居をくぐる度に体が祓い清められるのだそうです。
○始めに豊受大御神が奉られる正宮へ参拝します○
一般参拝は、御神殿に向かい、白幕(御幌・みとばり)前からとなります。
参拝が終わり脇にずれると、垣根の向こうに御神殿が見えますが、あまりにも荘厳な佇まいに時が止まるようでした。
参拝列に並びます。写真撮影はここまでしかできません。
正宮から、今度は、外宮の別宮へお参りします。
外宮には4つの別宮があります。
●多賀宮(たかのみや)
●土宮(つちのみや)
●風宮(かぜのみや)
●月夜見宮(つきよみのみや)
別宮にも伝統参拝があり、第一別宮とされる多賀宮(たかのみや)から参拝すると良いと言うことです。
○外宮 別宮 多賀宮(たかのみや)○
98段の石段を上った小高い丘の上に鎮座します。
心なしか太陽に近づいたようで、明るく、風も心地良いです。
お天気に恵まれたこともありますが、外宮神域の木漏れ日の美しさは一生忘れないと思います。
多賀宮に奉られるのは、豊受大御神の荒御霊(あらみたま)。
神の御霊には穏やかな「和魂(にぎみたま)」と、荒ぶる「荒魂」の二面性があり。
自然崇拝の五穀豊など自然の恵みを「和魂(にぎみたま)」と奉り、天災などへの畏れを「荒魂」として鎮めるのではないかと言うことでした。
簡単に言うと「御加護」と「祟り」でしょうね。
○外宮 別宮 土宮(つちのみや)○
ご祭神は、外宮当地、山田の原の地主の神、大土乃御祖神(おおつちのみおやのかみ)。
土地の守護神として奉られています。
杉木立の中に鎮座します。
○外宮別 宮風宮(かぜのみや)○
御祭神は、級長津彦命(しなつひこのみこと)、級長戸辺命(しなとべのみこと)。
雨風を司る神で、農業、漁業等、暮らしに大きく拘わる神です。
○外宮別宮 月夜見宮○
御祭神は月夜見尊(つきよみのみこと)と、月夜見尊荒御魂(つきよみのみことのあらみたま)。
月夜見尊と荒御魂を、一つの社殿に合わせてお祀りしています。
太陽神・天照大神さんが昼・見えるものを司るに対し、月夜見尊さんは夜・見えないものを司る。
天照大神さんは陽で、月夜見尊は陰。
陰陽ひとつで世界が成り立つと考えられています。
この月夜見宮は、外宮敷地内から、7~800m離れた市街地に位置します。
私はどーうしても!月夜見宮に行きたくて、添乗員さんにお願いして別行動をさせてもらいました。
タノムッ( ̄人 ̄)オネガイッ
走って走って・・・市街地の中に大きく膨らむ鎮守の森に到着。
ずっと逢いたかった月夜見尊さんに逢えたと信じています。
砂利の音に、ついに来たという感激と興奮が高まります。
外宮にあれだけ参拝者がいたのに、ここは誰もいません。驚くほど静かです。
樹齢数百年の木々に護られています。
バスまで走って戻る
2017,03,27 Mon 22:38