大蛇大福。
この発表会のために発案されました。
ご来場ありがとうございました!
今年8回目を迎えた「あさきた神楽発表会」。
三寒四温の冷たい風の中、沢山の方に並んで頂いて、予定より30分早い開場となりました。
今年は、過去の開催からの課題を活かす大会となり。
中でもパンフレットは「安佐北の神楽をより知ってもらうために」「持ち帰ってもう一度読んで頂けるものを」という想いを込めて、大きく変わりました。
神楽の分布図を2種類大きく掲載し。
安佐北区の神楽を分かりやすい言葉で解説。
更に、神楽団毎の集合写真や、稽古の様子等、親しみやすい写真を掲載されています。
ただ回数を重ねていくのではなく。
『今年の発表会を、今までで1番良いものしよう!』という、熱い気持ちが生んだ8回目の賑わいだったと思います
一目見てイメージを膨らませてもらえるように。
第一幕 神降し くむら神楽保存会(落合)
安佐北区の高陽地区では、十二神祇神楽を6団体が継承しています。
十二神祇神楽で育った方は、豪快な花火と共に開催される奉納を誇りとされています。
神降しの紹介は、向井 一宏代表。
『四方を拝む単調な舞ですが、神様に御降臨頂く重要な舞なので、心をひとつにして観てください。』
その単調な舞こそ神楽で、神楽の始まる喜びをじわ~りっ広げてくれるものです。
同じ十二神祇神楽の神降しでも、保存会によってそれぞれ全く異なります。
舞人は西田 昇矢さん、堀田 大豊(ひろと)さん、共に中2。二人とも綺麗な顔立ち!
笛の坂本 奈水(なみ)さんは中1。
小さい頃から見て育った、最愛の十二神祇神楽。週一の練習も楽しく、これからもずっと続けていきたいと話してくれました。
好きな芸能人は“野村萬斎さん”です
ところで
今回、ロビー展示をつとめてくださった、くむら神楽保存会の皆さん。
衣装や面の他、奉納の様子などを映像で紹介されていました。
十二神祇神楽と花火のパワフルな共演、たまげました~
荒平の100年を過ぎた衣装と、新しい衣装の展示。宮島の鳥居と花火、猿もいます。
大切に保管されている昔の衣装は、触れるとポロポロ剥がれてしまいます。7年前に復元制作されました。
荒平の面。大きくて重たい鼻の穴から足元だけが見えます。
昭和のはじめ、高陽地区は桐下駄の生産地で工場が多く、桐材が豊富でした。
桐は柔らかく細工しやすく、下駄職人たちは仕事の合間に、自分が使う神楽面を彫っていたそうです。
十二神祇の奉納と花火は、なぜかセット。。。。
神楽の幕間に、手づくりのダイナミックな花火が夜空を焦がします。
一番大きな竹筒は、10メートル近く吹き上がり、5分~8分くらい続くそうです。
花火の勢いとその轟音が、別世界を創るそうです。
毎年、カメラマンも多いらしい。。。。
奉納は、10月28日に一番近い土曜の夜、高陽の真亀山神社です。
2014,03,12 Wed 23:23