満月は23日(水)。
春爛漫
くしゃみも全開
季節もすっかり進んだところで
「2016年RCC早春神楽」の様子をご紹介して参ります。
息吹く季節の恒例行事は、18歳。
今年も、客席からの大きな期待を、熱誠に昇華させる神楽人たちの姿がありました。
幕開けを務める松原神楽団・奏楽の皆さん。開演10分前~。
○第一部 原点をみつめる○
~岩戸 松原神楽団~
塵倫、鍾馗に並び、松原の伝統に重きを置かれる演目です。
『人が変われば、舞はやむを得ず変わるところもありますが、本質は絶対に変えない。次の世代に伝えるための使命です。』斉藤直将団長のお話です。
僕たちも歴史の中継者なので、という言葉に、はっきりとした未来への継承意志が見えます。
今回、手力男尊さんの特徴的な舞が胸に残りました。
そこで“本人の希望で、舞いたい役を舞わせてもらえるのですか?”と質問させて頂きましたところ。
んー、どうかな、という返答で。。。
例えばうちは、練習は8時と言ったら、皆8時に集まる、が当たり前。
仕事も忙しいが、努力をなくして自分の希望は叶わない。ましてや努力しても芸事は理想通りにいくとは限らない。
もうひとつ言えば、練習は自分のためだけでなく相手がある。相手への気遣いも、自分の願いを形にしていく心構えのひとつだと思います。
斉藤団長のお話は、いつも真剣で熱い
その団長を囲んで、そうそうと頷く団員の皆さん。
「同じ方向を向いて歩む」を強く思います
素戔鳴尊:竹本翔馬さん、天照大神:深野 翼さん、
小屋根尊:上分哲安さん、太玉尊:斉藤義彦さん、
錮女尊:沖田佑介さん、手力男尊:古元正敏さん。
大太鼓:上手佳也さん、小太鼓:鈴木文章さん、
手討鉦:斉藤政司さん、笛:上分かをりさん。
昨年新調された錮女さんの衣装。これまでの衣装から生き物を外し、取りつけたそうです。
続きます。
2016,03,21 Mon 20:40