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解釈は無限。
ダイヤでは幕開けを飾られたダイヤ

東谷(ひがしだに)神楽保存会の皆さんの2演目です。

初めて拝見いたしましたので、まずは保存会のご紹介から音符

○東谷神楽保存会(岩国市)○

山口県東部の周防沿岸に分布する神舞(かんまい)系統の神楽。

明治以降、神職から氏子へと伝承される。

高度成長期、伝承者不足より一時中断し、今から15年前、平成27年に復活。

(パンフより一時抜粋)

およそ40年ぶりの復活に際しては、当時80歳の方から直接指導を受け、現在、そのお孫さんにあたる方も、保存会で若い力を発揮されています。


~注連灑水(しめしゃすい)~

舞殿は「内注連(うちじめ)」と呼ばれます。

その外側に「外注連(そとじめ)」と呼ばれる場所を設け。

内注連と外注連の間に緑の糸を張り、外注連から内注連に神送りを行う儀式舞です。

気持が逸るようなテンポの楽。

舞人は常に足を動かし、体力の必要な舞は“笛で舞う”と表現されます。

一方で、鮮やかな神楽色が揺れ、終始華やかに大きく舞われる姿は、舞殿だけでなく全ての空間を清めるようでした。



上この度は、竹が緑の糸の役目を果たします。



上最初は幣と鈴を持って舞われます。



上始めの儀式舞といえば、舞う方見る方も緊張感で固い空気が漂うものですが・・・



上前半から軽やかで、楽しい気持ちになる舞いです。



上下静と動、低と高、のびやかに全てを祓い清めるようです。
保存会の舞人さんは、①幣の手②扇子の手③帯の手④太刀の手と、習っていくのだそうです






上やっぱり縦笛は新鮮です。



上後半では、幣と扇を持って舞われます。
4人が集えば、日本の国の1年の営みを思い。




上それぞれに舞えば、四季の恵みや美しさを思います。


~岩戸~

物語は、神話に基づく、よく知る神楽・岩戸の流れですが。

ここでは、天照大御神側の視点や気持で舞われています。

天照大御神を讃える舞であることから、終盤の喜び舞も天照大御神が舞い納められます。

『岩戸は、「荒神(あらかみ)」「五郎の王子」と並んで、うちの得意演目です。
大御神の華麗で優美な舞が、この神楽の一番の見どころです。』

阿部重夫代表のお話です。

阿部さん、お忙しい中を快くお話を聞かせて頂いて、ありがとうございました。



上下須佐之男命が、天照大御神に乱暴を働く場面から始まります。





上天児屋根之男命。ひと通り舞われた後に『べっぴんさんに舞(も)うてもらいましょう。』言葉が分かりやすく親しみやすいです。



上下天宇津女命。可憐で愛らしく舞われます。
私がいつも見ているうずめちゃんとは、雰囲気が違っていました。






上天照大御神は内姫(うちひめ)、宇津女ちゃんは外姫(そとひめ)と呼ばれ、笛の音も異なるそうです。

2015_0628_132157-DSC06897.jpg

上手力男命。「つえ」と「うちわ」を採物とし、力強く舞われます。



上お出ましになった大御神。



上下喜びの舞は清らかで心が浄化されるようです。。。






続いて梶矢神楽団の皆さんです。
| 斉藤裕子 | comments (x) | trackback (x) | 携帯より |
出逢うということ。
ダイヤ浜田の石見神楽検定、受験票が届きましたダイヤ

試験番号18番。

18番・・・十八番・・・おはこ?縁起のいい数字です~四葉

ちょうど今週末は、神楽検定用講習会!

一問でも多く正解したいし、出ておきたいな。台風大丈夫かな。

ここだけの話、あの講習会はヒントが多いですよ。(※去年はね)

(* ̄ー ̄*)ヘヘッ




ダイヤそれでは、時間を巻き巻きダイヤ

今年初めて伺うことができました「第6回泥落とし 神楽の祭典」をご紹介してまいります。

宮内交差点をグングン上った、廿日市市 津田のさいき文化ホールでの開催。

もともとはユッキーさんが『行くべきよっオッケー』と勧めてくれていた祭典なのですが。

プログラムを観て、ザワザワと波立つものがあって・・・なんだか行かなければならんっ!という気持ちで、車を走らせました。

虫のインフォメーションというやつですにこっ

自分の一つの起点となる、大きな意味がありました。


上演8演目の構成は、地元で培われた神楽への最大の敬意と共に。

広域にわたる一円の神楽と、神楽団体への憧れで構成されています。

しかし、主催者の方々がこの祭典に託す、志・趣旨には大きな柱が立っていて。

神楽の在り方や行く先を「投げかける」祭典でもあります。


改めて“祭典”を紐解くと。

“感謝や祈り、慰霊の儀式”や“華やかな行事”とあります。

どちらも神楽の要素。。。

ちなみにこの行事の出演に際しては「祭典楽が演奏出来る」「儀式舞の中でも4人舞が出来る」ことが基本となるのだそうです。

祭典の姿を実感し、立ち返る日でもありました。


ダイヤそれから、何と言いましてもダイヤ

人との出逢い。

この行事の主催のおひとりで、プロデュースをされている上田穣さん。

以前より伺っていた人柄は、豪快で烈火の如く。

その噂を合体すると、一体どんな鬼人なのかと・・・にひひ

イメージを勝手に膨らませて、ドキドキしておりましたが。

とんでもない!

心血を注ぎ、まるで神楽のために息をしておられるような方ですね。

神楽への熱く昂った思いを、大胆かつ繊細な言葉にして、以前からの知り合いのようにお話してくださったことに、心から感激しています。

ユッキーさんや優さんや直さんが、あれだけ慕う方なので当たり前でしたね。。。

この祭典のプロデュース役は今年最後と伺いました。

また機会を設けて、波乱万丈の軌跡を聞かせて頂きたいです。


・・・と、つい話が長くなりましたので、分けます。

幕開けは、岩国市の東谷神楽保存会の皆さんです。
| 斉藤裕子 | comments (x) | trackback (x) | 携帯より |

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