



西宗神楽団150周年記念公演。
開催前日“舞台から会場を見渡したら、気が遠くなるような広さだった”と、
顧問の迫本哲憲さんがポツリ。
そうですね。150年の集大成。期待と不安の大きなプレッシャー。
一夜明けると、団員の皆さんの願いは大きく花開いて、体育館は後ろまでいっぱいのお客さんで賑わいました。
西宗神楽団と共に暮らしがある地元の皆さんと、多方面からの熱い神楽ファンの皆さん!
縁のある7つの神楽団もお祝いの言葉と一緒に次々と到着され、晴れやかな顔ぶり。
疲れもあったと思いますが、この日迫本さんはずっと眼が潤んでいました。


午前中、西宗八幡宮で物故者の慰霊祭を執り行い、継承維持に尽力された方々に感謝状を贈呈し、新たな誓いをたてられました。
開会式では、15年前から師匠と仰ぐ横田神楽団の久保良雄団長が、
指導当時の様子と『新舞と旧舞どちらも大切にしてほしい』とメッセージをおくられました。


“当時と現在、これから”をお祝いの言葉にかえて。
平成7年2月から、横田神楽団に《筑波山》を師事。
『役柄ごとの個別指導は、熱心できめ細やか。頭が下がる思いと、上手くなりたいと必死だった』
1人も欠くことなく、週3日道場へ通い続け、あっという間に2年が過ぎます。
『仕事は二の次。“もう教えることはないから来なくていい”と言われるまで
通い続けようと皆で話した』
記念公演のとりをとった筑波山は、滾るような、恩返しの舞台。
先代の方々は、きっと舞台に寄り添い、誇らしかったでしょう。





昭和22年初演。構成は当時とほとんど変わらず受け継がれています。


吉和の子供神楽団に指導を行った演目。
その時のメンバ―が揃って、喜びの舞台を務めました。



一人ずつ、舞台で紹介してもらったのはいいのですが。
ここまで言っちゃう

だってみんな、次に自分が何言われるか恐怖で汗かいてたよ!!
お客さんはケラケラ

これも、神楽団という特異な繋がりが成せる技なのか。。?
業!なのか

※記念公演収録ブルーレイ版には、全てが収録されています。
DVD版は編集されている部分があります。
(売り上げはすべて、東日本大震災へ寄付されます)


上石・中原・西宗神楽団の3つで、福岡におかれたアメリカ進駐軍に申請。
左上のサインはマッカーサーと思われる貴重な資料。


登場人物や筋書きなどが書き記してあります。
2011,06,29 Wed 22:14
