今日はよく働きました～週末の雨、良い日曜日になりましたか？
では、月いちの舞・続けます東北・福島県縁の物語として続く演目は、奥州安達ヶ原の鬼女、黒塚、勿来の関ですが。
これら全てに少しずつ共通点があって、興味深い。
更に、地域と神楽団・社中の個性が加わってめちゃめちゃ面白いっ
乳母の岩手は、姫の病の特効薬である「妊婦の生き胆」を求め、東へ東へと辿ります。岩手：五反田 直也さん。
～第二幕 奥州安達ヶ原乃鬼女 八重西神楽団～
福島・世界遺産百選認定の天台宗真弓山観世寺（まゆみさんかんぜじ）の境内に大きな黒肌の岩屋があります。
これが黒塚です。
又、その観世寺には資料館があり、鬼婆が使ったという包丁や鍋など伝説を裏付けるような道具も展示されています。
（筆：石井誠治さん、一部を抜粋）
我が娘・恋衣（こいぎぬ）との再会が地獄の始まりです。恋衣：田中 聡さん。
ところで。
八重西神楽団では、今年一月、芥川智成（ともなり）さんが団長に就任されました。
新団長のご挨拶と共に、オリジナル演目のみどころをご紹介頂きました。
『物語の流れの中にある、岩手の心の変化を大切に描いています。』
母親という立場で拝見すれば、胸が張り裂けそうな物語。
とうてい岩手は鬼とは思えませんが、成仏は唯一の救い、正に真如の月ですね。
千載一遇の好機に逸る心を抑えて。
岩手が都に奉公へあがる時、我が子・恋衣に残したお守りが出てきます。『知らぬこととは言いながら、我が子を殺すこの母は、地獄の鬼にも劣るまじ・・・』
藤本智子さんの笛が、岩手の心情を浮かび上がらせます。大太鼓：大塚和典さん、小太鼓：清中智貴さん、手打鉦：大塚 陸さん。
この世を呪う悪鬼と成り果てて・・・
妙文（霊妙不思議な経典）を唱えて鬼女を成仏へと導きます。阿闍梨祐慶：福田雅宏さん、剛力：新本一樹さん。
後半へ続くよっ
2015,04,19 Sun 23:09
