幕間のお話は、神田(じんだ)幸雄団長です
穴笠神楽団はどういった神楽を習い、継承されているのでしょうか?という質問に。
胸いっぱいに語ってくださったのは。
梶矢神楽団、故・方井司良(かたいしろう)さんのお話でした。
穴笠神楽団の基となる青年団が、神楽を始めようとする三十数年も昔の事。
当時、神田団長は片井氏と職場が同じというご縁から、片井さんから直接、神楽を教えて頂くことになったのです。
『以降二十数年間、ほぼ欠かさず週に一度の指導を頂きました。』
神田さん、穴笠神楽団の皆さんにとっては、片井氏の指導を受けたことは大きな誇りであり、心の財産です。
『どんな神楽を舞うのか、と聞かれれば“片井さんから教えてもらった神楽を舞っている”と答えたいですね。。。。』
かけがえのない、今は亡き大恩人への感謝は受け継がれていきます。
重勝は、妻・耀姫を守るため、照善坊へと向かいます。
~第二幕 明神山(みょうじんざん)~
穴笠神楽団が初めて手掛けた創作演目です。
『15年前くらいかな~?』頃、団員さんが住まいする世羅町に伝わる伝説を耳にして。
地元のお寺の住職さんに詳しくお話を聞かせてもらったそうです。
地域に残る伝説が神楽で蘇り、現在は多くのリクエストをもらい。
喜んでもらえる大きな手応えを感じておられます。
栄耀姫を我が物にしようと、謀をめぐらす少七郎。
明神山 あらすじ
津田の里、明神山の城主・金築少七郎(かねつきしょうしちろう)は、家臣・大井重勝の妻・栄耀姫(えいようひめ)に目をとめ、妻を差し出すように命じます。
重勝は主の命に背き、妻を守るため、照善坊(しょうぜんぼう)という寺に妻をかくまいますが、これに憤った少七郎の謀によって、重勝は殺されてしまいます。
嘆き悲しむ栄耀姫は幽谷猿ヶ城に向かい、七日七夜の満願の夜に大蛇の妖力を授かり、少七郎を怨念の炎で焼き尽くすのです。
その後栄耀姫は、江の川の川縁で、津田の里の平安を見守る一本松に身を変えたと伝わります。
大太鼓:元國 亮さん、小太鼓:川岡愛希(まなき)さん、
手打鉦:川岡優希さん、笛:隅井 優(ゆう)さん。
大井重勝:隅井信綱さん、栄耀姫:山根 修(おさむ)さん、
金築少七郎:川岡 真(まこと)さん、獅子丸:大島哲也さん、大蛇:池上龍之介さん。
栄耀姫が病床に伏したと聞き、重勝は照善坊へ急ぎますが。。。
少七郎の罠にはまり、命を奪われてしまいます。
全てを知った栄耀姫は嘆き悲しみ、復讐を誓います。
大蛇の妖力を授かった栄耀姫。
栄耀姫が化生のものと成り果てたことを知り、少七郎は栄耀姫を殺めようとしますが。
復讐は果たされます。
重勝の魂が舞い降り、妖しい力から栄耀姫を解き放ちます。その後、栄耀姫は松の木へと身を変えるのです
記念の一枚!みんなバラバラが良いっ
右:神田幸雄団長。左:山根修さん、左上:隅井信綱さん。
私はどこを向いているのか分かりませんが、面が馴染み過ぎですね
撮影会への多大なご協力、ありがとうございました。
~次回・定期公演は~
富士神楽団の皆さんの登場です。
紅葉狩りと熊襲。
熊襲、初めて拝見します!わーい
9月2日(水)18時開場 19時開演
広島県民文化センター(中区大手町)082-245-2311
昨年、神楽マラソンから、紅葉狩。
穴笠神楽団はどういった神楽を習い、継承されているのでしょうか?という質問に。
胸いっぱいに語ってくださったのは。
梶矢神楽団、故・方井司良(かたいしろう)さんのお話でした。
穴笠神楽団の基となる青年団が、神楽を始めようとする三十数年も昔の事。
当時、神田団長は片井氏と職場が同じというご縁から、片井さんから直接、神楽を教えて頂くことになったのです。
『以降二十数年間、ほぼ欠かさず週に一度の指導を頂きました。』
神田さん、穴笠神楽団の皆さんにとっては、片井氏の指導を受けたことは大きな誇りであり、心の財産です。
『どんな神楽を舞うのか、と聞かれれば“片井さんから教えてもらった神楽を舞っている”と答えたいですね。。。。』
かけがえのない、今は亡き大恩人への感謝は受け継がれていきます。
重勝は、妻・耀姫を守るため、照善坊へと向かいます。
~第二幕 明神山(みょうじんざん)~
穴笠神楽団が初めて手掛けた創作演目です。
『15年前くらいかな~?』頃、団員さんが住まいする世羅町に伝わる伝説を耳にして。
地元のお寺の住職さんに詳しくお話を聞かせてもらったそうです。
地域に残る伝説が神楽で蘇り、現在は多くのリクエストをもらい。
喜んでもらえる大きな手応えを感じておられます。
栄耀姫を我が物にしようと、謀をめぐらす少七郎。
明神山 あらすじ
津田の里、明神山の城主・金築少七郎(かねつきしょうしちろう)は、家臣・大井重勝の妻・栄耀姫(えいようひめ)に目をとめ、妻を差し出すように命じます。
重勝は主の命に背き、妻を守るため、照善坊(しょうぜんぼう)という寺に妻をかくまいますが、これに憤った少七郎の謀によって、重勝は殺されてしまいます。
嘆き悲しむ栄耀姫は幽谷猿ヶ城に向かい、七日七夜の満願の夜に大蛇の妖力を授かり、少七郎を怨念の炎で焼き尽くすのです。
その後栄耀姫は、江の川の川縁で、津田の里の平安を見守る一本松に身を変えたと伝わります。
大太鼓:元國 亮さん、小太鼓:川岡愛希(まなき)さん、
手打鉦:川岡優希さん、笛:隅井 優(ゆう)さん。
大井重勝:隅井信綱さん、栄耀姫:山根 修(おさむ)さん、
金築少七郎:川岡 真(まこと)さん、獅子丸:大島哲也さん、大蛇:池上龍之介さん。
栄耀姫が病床に伏したと聞き、重勝は照善坊へ急ぎますが。。。
少七郎の罠にはまり、命を奪われてしまいます。
全てを知った栄耀姫は嘆き悲しみ、復讐を誓います。
大蛇の妖力を授かった栄耀姫。
栄耀姫が化生のものと成り果てたことを知り、少七郎は栄耀姫を殺めようとしますが。
復讐は果たされます。
重勝の魂が舞い降り、妖しい力から栄耀姫を解き放ちます。その後、栄耀姫は松の木へと身を変えるのです
記念の一枚!みんなバラバラが良いっ
右:神田幸雄団長。左:山根修さん、左上:隅井信綱さん。
私はどこを向いているのか分かりませんが、面が馴染み過ぎですね
撮影会への多大なご協力、ありがとうございました。
~次回・定期公演は~
富士神楽団の皆さんの登場です。
紅葉狩りと熊襲。
熊襲、初めて拝見します!わーい
9月2日(水)18時開場 19時開演
広島県民文化センター(中区大手町)082-245-2311
昨年、神楽マラソンから、紅葉狩。
2015,08,30 Sun 22:15
今夜はあちらこちらで神楽イベントがありましたね
あいにくの雨でしたが、皆さん楽しく、無事に帰宅されたでしょうか。
私はホテルニューヒロデンの川北神楽団ディナーショーから帰りました。
重厚な神武と活きの良い大蛇!後日ご紹介させて頂きます。
神武で激しく火花を散らした鋼の刀。
1回使用すると、かなり傷むんですね。しかも重た~い!
では今夜は
前回の広島神楽定期公演をご紹介します。
夏休み最後の定期公演。
今回も、ご家族でのご来場が多かったです。
毎週のように来てくださる、ご家族もありましたので。
仕事終わりのお父さんや、小さな子供さんを連れてお出掛けするお母さん方も大変な時があったのではないかと想像します。
子供たちは好奇心いっぱいに、全身で、神楽を吸収するように鑑賞していますね。
時間を見つけて、ぜひぜひまたお運びください
続けて来てくれていた八木夕穂(ゆうほ)ちゃん・小2と、朝之介(とものすけ)くん・年長さん。顔を合わせると色んなお話をしてくれて嬉しかったよ
さ~て舞台は
初めてご一緒させて頂きました、穴笠神楽団の皆さんの登場でした。
三次の神楽団の皆さんが出演される会は、会場の空気が少し違います!
出身者の方が多く来場されているようで、故郷愛からか、拍手の回数がとても多いです。
又今回は、2演目ともに穴笠神楽団の創作神楽を披露して頂くという、滅多にない公演となりました。
穴笠神楽団の皆さんは・・・
1984年に、地元の青年団が町おこしの一環として神楽を始めたのが、第一歩です。
梶矢神楽団にご縁を頂き、練習を重ねながら、3年後には初めての奉納神楽をつとめ、2年後に穴笠神楽同好会となりました。
地元密着のコツコツとした活動の中に、穴笠地区以外からの入団希望者が増え。
今から11年前・2004年に穴笠神楽団へと名称変更されました。
穴笠こども神楽団も結成され、後継者育成にも力を注ぎます。
始まりの場面は、平将門と平忠頼、藤原玄明(はるあき)。
坂東八か国を治める将門は、自らを新皇と名乗ります。
~第一幕 将門の乱~
将門の乱は、創作神楽として2作目で『12,3年前くらいかな~?』に、手掛けられたそうです。
“将門の乱”“天慶の乱”として歴史に刻まれる通り、将門を悪賊として勧善懲悪でシンプルに描かれます。
又、滝夜叉姫の前段となる物語ですが、穴笠神楽団の皆さんの受け継がれる滝夜叉姫は“宝刀伝”と言い、よく知る物語とは異なるそうです。(梶矢神楽団の流れなのだそうです)
大太鼓:神田幸雄さん、小太鼓:池上龍之介さん、
手打鉦:渡辺幸彦さん、笛:隅井 優さん。
藤原秀郷:元國 亮さん、平貞盛:川岡愛希(まなき)さん、
平将門:大島哲也さん、平忠頼:小山孝司さん、藤原玄明:川岡優希さん。
将門討伐の勅命を受けた下野国・押領使である藤原秀郷。
そして父・国香を将門に殺された恨みを持つ平貞盛。
平忠頼は将門の従兄弟。又、藤原玄明(はるあき)は天慶の乱の首謀者のひとりと伝わります。
※ここだけはユッキーさんの写真。平がっそうはなかなか思うように撮れません。
将門、無念を抱き敗れる時。善悪の見方を変えると、また面白いですね。
続くっ
あいにくの雨でしたが、皆さん楽しく、無事に帰宅されたでしょうか。
私はホテルニューヒロデンの川北神楽団ディナーショーから帰りました。
重厚な神武と活きの良い大蛇!後日ご紹介させて頂きます。
神武で激しく火花を散らした鋼の刀。
1回使用すると、かなり傷むんですね。しかも重た~い!
では今夜は
前回の広島神楽定期公演をご紹介します。
夏休み最後の定期公演。
今回も、ご家族でのご来場が多かったです。
毎週のように来てくださる、ご家族もありましたので。
仕事終わりのお父さんや、小さな子供さんを連れてお出掛けするお母さん方も大変な時があったのではないかと想像します。
子供たちは好奇心いっぱいに、全身で、神楽を吸収するように鑑賞していますね。
時間を見つけて、ぜひぜひまたお運びください
続けて来てくれていた八木夕穂(ゆうほ)ちゃん・小2と、朝之介(とものすけ)くん・年長さん。顔を合わせると色んなお話をしてくれて嬉しかったよ
さ~て舞台は
初めてご一緒させて頂きました、穴笠神楽団の皆さんの登場でした。
三次の神楽団の皆さんが出演される会は、会場の空気が少し違います!
出身者の方が多く来場されているようで、故郷愛からか、拍手の回数がとても多いです。
又今回は、2演目ともに穴笠神楽団の創作神楽を披露して頂くという、滅多にない公演となりました。
穴笠神楽団の皆さんは・・・
1984年に、地元の青年団が町おこしの一環として神楽を始めたのが、第一歩です。
梶矢神楽団にご縁を頂き、練習を重ねながら、3年後には初めての奉納神楽をつとめ、2年後に穴笠神楽同好会となりました。
地元密着のコツコツとした活動の中に、穴笠地区以外からの入団希望者が増え。
今から11年前・2004年に穴笠神楽団へと名称変更されました。
穴笠こども神楽団も結成され、後継者育成にも力を注ぎます。
始まりの場面は、平将門と平忠頼、藤原玄明(はるあき)。
坂東八か国を治める将門は、自らを新皇と名乗ります。
~第一幕 将門の乱~
将門の乱は、創作神楽として2作目で『12,3年前くらいかな~?』に、手掛けられたそうです。
“将門の乱”“天慶の乱”として歴史に刻まれる通り、将門を悪賊として勧善懲悪でシンプルに描かれます。
又、滝夜叉姫の前段となる物語ですが、穴笠神楽団の皆さんの受け継がれる滝夜叉姫は“宝刀伝”と言い、よく知る物語とは異なるそうです。(梶矢神楽団の流れなのだそうです)
大太鼓:神田幸雄さん、小太鼓:池上龍之介さん、
手打鉦:渡辺幸彦さん、笛:隅井 優さん。
藤原秀郷:元國 亮さん、平貞盛:川岡愛希(まなき)さん、
平将門:大島哲也さん、平忠頼:小山孝司さん、藤原玄明:川岡優希さん。
将門討伐の勅命を受けた下野国・押領使である藤原秀郷。
そして父・国香を将門に殺された恨みを持つ平貞盛。
平忠頼は将門の従兄弟。又、藤原玄明(はるあき)は天慶の乱の首謀者のひとりと伝わります。
※ここだけはユッキーさんの写真。平がっそうはなかなか思うように撮れません。
将門、無念を抱き敗れる時。善悪の見方を変えると、また面白いですね。
続くっ
2015,08,30 Sun 00:32