第一幕から、滝夜叉姫。
今日は暑かったですね
これからこんな日が増えていきますね。。。
では、先週の定期公演の様子から!
この度の定期公演の数日前に
鈴張神楽団の夏本秀典団長から。
幕間のお話はどんなものが好ましいか、用意していくものはあるかと、わざわざお電話を頂き恐縮しました。
平日・定期公演の熱演だけでも大変な中、細やかな気遣いに感謝です!
今回の公演は、会社帰りの方々が多く学生さんも目立ち、お客さんの幅の広がりを感じました。
又、定期公演は、神楽が初めてという方が毎回いらっしゃって、団員さん・スタッフ一同皆、燃えるわけですが。
この度の2演目は、物語性豊かで、広島神楽の楽しさがギューッと詰まっており。
神楽のワクワクを沢山持って帰って頂けた!と思っております。
静かに出番を待っています。
~第一幕 滝夜叉姫~
現在鈴張神楽団の、第一線で活躍される舞子さんたちが中心となり、初めて取り組んだのがこの演目。
その頃高校生だった団員さんも、30代に届きます。
気持が先走り、力んだ舞だったと思う、と当時を振り返りつつ。
時と経験が、柔らかく繊細な、魅せる所作を育ててくれたのだろう、というお話でした。
又、一方で、団の若手さんたちが、目の前の先輩たちを目標として。
次は自分だという意識がとても高く、ガツガツ欲する様子を伺い、頼もしく思いました。
魔性の力を授かり、滝夜叉姫が生まれます。
滝夜叉姫:竹迫正棋さん。『役作りというより、その都度自分に入ってくる何かを演じているような気がします。』
噛みついていくような4人舞です。
交差する場面は“しかんど”“飛び込み”と言ったりするそうです。
激しい合戦の後の一瞬の静寂です。
幕間は、夏本団長の出番です
まずは鈴張の5月、カエルの大合唱のお話。
そして、夏本さんのお宅の田では、田植えから稲刈りまでを小学生の農業体験の場として提供し、お世話を焼かれているというお話。
改めて、農業と神楽が一体だと感じて頂いたのではないでしょうか
続いては、やはりお客さんを、感嘆とさせる面の早変わりについて。
実際に滝夜叉姫で使用された2枚の咥え面の、裏表を見てもらいながら少しだけ解説して頂きました。
この時、面を裏返すと、口を当てる部分の布に紅が残っておりまして・・・
『本当は、僕が実際に咥えて観てもらうと分かりやすいのですが・・さっき咥えとったのは、男性なんで、今日はやりません!』
終始、会場を湧かせながらの展開となりました~
鵺、正座で準備中。
続く!
2014,05,19 Mon 20:45