

やっと落ち着いた日常が戻りました。
では、今日からフラワー神楽の様子をご紹介します。
今年は「3県共演でガス」広島・島根・大分の神楽が集いました。
育てられた土地・風土が違い、固有の文化のようで、根は一緒。
神楽に対しての想いを同じくする“共感”の舞台でした。
島根県・浜田市 西村神楽社中
~第1部 八岐大蛇~
『石見の神楽を代表する演目であり、又、(石見以外の土地で)一番見て頂きたい演目です!』
日高 均代表が張り切る大蛇。
一方で、今年のフワラー神楽の幕開けという大役には。
『大蛇はたいてい締めの舞でしょ、しょっぱなの大蛇なんて浜田では考えられない。』と控室で盛り上がりつつ・・・
舞台いっぱいに大暴れする八頭は、会場をまるごと呑み込んだのでした。
中国新聞の投稿欄にも観覧者の方が、西村の大蛇の迫力を語られていましたね。


震える様子の稲田姫。


“あまあたたかさ”まで、想像してしまう~。
~第2部 塵輪~
石見の奉りやイベントで、最もポピュラーと紹介される塵輪。
『塵輪は、うちの社中員は皆上手に舞いますよ!』
但し二神・二鬼の塵輪が、広島で受け入れられるのか、という心配は常にあるそうです。






もともと、血の湧くような八調子の塵輪ですが。
この日は、なんだかいつも以上の昂ぶりを覚えて。。。
同じ八調子でも、なんと、西村社中の塵輪のお囃子は石見でも一番早いと評判で。
勢いに乗ると「16調子っ?」というほど、アップテンポとなり。
もはや手打鉦はギリギリ。
或いは“既についていけない”“人間技ではない”のだそうです。
石見では、人のやりくりで社中同志が助け合うことも多く、そんな時も、西村の塵輪の手打鉦は“とてもついていけない

知らなかった。
二神二鬼が激しい合戦を繰り広げている傍らで。
「大太鼓」vs「小太鼓&手打鉦&笛」の壮絶な戦いが繰り広げられているなんて。
( ̄口 ̄*) ハー、ナンテコッタ
ちなみに、会場との一体感が感じられるほど早くなる傾向にあるとか・・
今度の奉りが楽しみだなっ~と



続きます。
2014,05,12 Mon 20:54
