記念撮影会の一枚。狐が赤ちゃんをだっこする様子がとても優しくて素敵です。・・・こちらのお母様は、衣装が似合い過ぎです
~第2幕 東夷征伐~
旧舞、新舞、両方を保持されながらも。
やはり、ここぞ!という舞台は旧舞をもってこられるそうです。
東夷征伐という演目名は初めてでしたが、日本武尊が駿河の国で焼打ちに合いながらも賊を退治し、草薙の剣が誕生する流れです。
5月31日のさつき選抜に、この演目で臨まれます
弟橘媛(伊田 光志さん)の可憐さ、従順さが際立ちます。
『様々な古書から、まず、武尊のイメージを膨らませ、武尊の妻である弟橘媛の印象を描いて舞っています。』
賊の謀。『あれなき広き芝原に、鳥獣多く住み候えば・・』と、武尊に狩を楽しむように勧め、火を放ちます。日本武尊:山手利典さん。
ところで~
安野神楽団には、仲睦まじく、周囲を照らす若夫婦がいらっしゃいまして~。
この日、竹麿呂と弟橘媛を演じた伊田光志さんと、奏楽をつとめられた智世(ともよ)さん。
神楽団で知り合って5~6年、愛を育まれ結婚。
そして、現在7か月の光希(あき)くんが誕生。
子育てと神楽の両立はさぞや大変でしょう?と伺うと。
『おばあちゃんと、神楽団の皆さんがいてくださるので大丈夫です。』と、智世さんが笑顔で即答。
傍らで、団員さんたちも『わしら~、子守も神楽のうちよ~。』とにっこり。
もう!すっごく・・・あたたかいですね
光希くん、安野の神楽を子守り歌に、健やかに大きくな~れっ。
どちらからだったんですか?『主人です。』これまた智世さんが即答。。。。で、ご主人にそっくりな男の子の誕生ですよ~。
次回の定期公演は5月14日(水)
鈴張神楽団の皆さんで、滝夜叉姫と源頼政です。
6時半開場・7時開演
中区大手町、県民文化センター
082-245-2311
5月は、ポイント2倍でお待ちしていま~す。
2014,05,10 Sat 21:07
5月最初の定期公演は
安野神楽団の皆さんでした。
この日は、何らかの打ち合わせがあったようで、開場待ちをするお客様のもとへ突然狐が現れ、サプライズとなりました。
皆、狐が好きだわ~とても喜んでおられました。
さて、初めてご一緒できた安野神楽団の皆さん
明治42年11月に「本郷奏楽会」として誕生してから106年。
安野神楽団へと名称が変わったのは今から34年前のことです。
旧舞を中心としながらも「新しい創造」を胸に新舞にも取り組み。
ご縁を頂く舞台に、一番喜んで貰える神楽を!と稽古に励んでおられます。
~第一幕 塵倫~
保持される旧舞の中で、最も得意とされる演目です。
塵倫を主に舞っておられるのは、宮本 千春団長。
『鬼舞はね、ほとんどのお客さんは鬼を見ていますから。鬼の所作がお客さん自身の持つ塵倫と一致すると、お客さんはより楽しく物語に入り込めると思うんです。』
『塵倫が空から偵察する姿、厳重な警備に様子がおかしいと感じ取る所作。所作に込められた意味をお客さんと共有したいですね。』
拘り強く、塵倫に惚れ込んで、舞い続けて30年です!
『その神楽団の塵倫の印象は、鬼幕から出てきた一瞬で決まると思うんです。』という気持ちをお話して頂きました。
そして、この塵倫の面を幕間で詳しく紹介してくださったのは
副団長の上端 一宏(かみはしかずひろ)さん。
もう60年を過ぎるであろうこの面は、女性らしく少しふっくらとした様子で。
面の表情から舞が生れるほどの、安野の皆さんの宝なのだそうです。
何度も修復が施され、色を重ねる都度、重たくなっていますよ、というお話。
とてもドラマチックですね!
そして、上端さんも塵倫の舞手でいらっしゃいますが・・・
『宮本団長が塵倫が好きすぎるから、滅多に舞わせてもらえないんですよ~』とお客さんを笑わせておられました。
神の舞は、数年前に80歳代の先輩をお迎えし、改めて整え直したのだそうです。
続く幕間では
新舞の魅力を知ってもらおうと。
わざわざ、土蜘蛛の面と、手ぐもをいくつか用意してきてくださいました。
子供さんに鬼面を被ってもらい、頼光役の団員さんに投げる!
すると頼光さんは見事な演技で、蜘蛛の妖術に倒れたのでした~
神楽の体験と、団員さんとの触れ合いは最高のお土産話になったと思います。
長くなったので、分けます。
安野神楽団の皆さんでした。
この日は、何らかの打ち合わせがあったようで、開場待ちをするお客様のもとへ突然狐が現れ、サプライズとなりました。
皆、狐が好きだわ~とても喜んでおられました。
さて、初めてご一緒できた安野神楽団の皆さん
明治42年11月に「本郷奏楽会」として誕生してから106年。
安野神楽団へと名称が変わったのは今から34年前のことです。
旧舞を中心としながらも「新しい創造」を胸に新舞にも取り組み。
ご縁を頂く舞台に、一番喜んで貰える神楽を!と稽古に励んでおられます。
~第一幕 塵倫~
保持される旧舞の中で、最も得意とされる演目です。
塵倫を主に舞っておられるのは、宮本 千春団長。
『鬼舞はね、ほとんどのお客さんは鬼を見ていますから。鬼の所作がお客さん自身の持つ塵倫と一致すると、お客さんはより楽しく物語に入り込めると思うんです。』
『塵倫が空から偵察する姿、厳重な警備に様子がおかしいと感じ取る所作。所作に込められた意味をお客さんと共有したいですね。』
拘り強く、塵倫に惚れ込んで、舞い続けて30年です!
『その神楽団の塵倫の印象は、鬼幕から出てきた一瞬で決まると思うんです。』という気持ちをお話して頂きました。
そして、この塵倫の面を幕間で詳しく紹介してくださったのは
副団長の上端 一宏(かみはしかずひろ)さん。
もう60年を過ぎるであろうこの面は、女性らしく少しふっくらとした様子で。
面の表情から舞が生れるほどの、安野の皆さんの宝なのだそうです。
何度も修復が施され、色を重ねる都度、重たくなっていますよ、というお話。
とてもドラマチックですね!
そして、上端さんも塵倫の舞手でいらっしゃいますが・・・
『宮本団長が塵倫が好きすぎるから、滅多に舞わせてもらえないんですよ~』とお客さんを笑わせておられました。
神の舞は、数年前に80歳代の先輩をお迎えし、改めて整え直したのだそうです。
続く幕間では
新舞の魅力を知ってもらおうと。
わざわざ、土蜘蛛の面と、手ぐもをいくつか用意してきてくださいました。
子供さんに鬼面を被ってもらい、頼光役の団員さんに投げる!
すると頼光さんは見事な演技で、蜘蛛の妖術に倒れたのでした~
神楽の体験と、団員さんとの触れ合いは最高のお土産話になったと思います。
長くなったので、分けます。
2014,05,10 Sat 19:40