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実演派。
ダイヤご来場ありがとうございましたダイヤ

4月最後の定期公演は、上石神楽団の皆さんでした。

会場に入って、真っ先に目に飛び込んでくるのは、旧舞のシンボル・神楽幕。

時代も場所も超えてしまう、独特の雰囲気を醸し出しています。

昔から、鬼がこの幕を使って演じることを「鬼の幕遊び」と言う、と教えて頂きました。

「鬼の幕遊び」・・・姿を持つ言葉、美しい日本語。

はぁああ、討ち抜かれた!



上山縣警察署と連携で、ハンドルキーパー運動を展開。
お客さんは、鬼や姫からシールやワッペンを受け取って入場しました。


~第一幕 塵倫~

黒雲に載って異国より飛び来る大悪鬼・塵倫。

やはり鬼が空を舞う所作が見どころの一つかと思います。

上石の舞では、鬼が空を飛ぶ所作は4、50年前くらいからよ、と振り返られます。

又、当時は塵倫を男鬼として舞っておられたそうです(当時の取材に基づいたものから)。

『塵倫はね、小鬼を出した時もあったし、試行錯誤を重ねて今の形に落ち着きました。』

『鬼舞の中には、台本は残っていても、舞い方が100%は伝承できていない演目もあります。』

芸は生き物と思います。

長い時代を経て継承しているのは、先輩方が残してくれた努力です。



上頭を、ゆったり大きくきる。これが、優雅に格好良く舞うコツだそうです。中津彦天皇:溝下 龍二団長。高麻呂:溝下 太介さん



上普段は、塵倫ひとつなのですが。
この日は小鬼を引き連れた特別バージョン!



ダイヤ幕間のお話は小笠原 由紀生さんダイヤ

上石神楽団独自の、伝統の舞い方についてご紹介がありました。

『まず足の運びはね、一度足をあげて降ろさずにもう一段上げる・・あっ、やってみますね!・・・こうやって!こんな感じでっ!!』

実演。

『上半身はね、採物に必ず目線を持って行くんですよ・・あっ、やってみますね!・・・こうやって!こんな感じでっっ!!』

実演。

お客さんは小笠原さんの熱意に、一番の大拍手でしたにかっ

又、お土産として小さな幣を沢山作って来てくださって。

撮影会の際、希望される方にプレゼント。本当に有難うございました。


~第二幕 八岐大蛇~

素戔鳴尊が一目ぼれするほど姫はべっぴんさんだったんじゃろうてぇ、という上石的・見解大蛇。

5頭、それぞれの個性・表現よりも、ひとつの大きな流れになれと稽古されています。



上初めの姫とりは3頭で魅せます。



上お洒落リボンではありませんよ~。でも可愛い音符



上“婆とり”になっちゃう~。



上大蛇を退治した後の、喜び舞の奏楽と歌が、めでたいのなんのって。サンヨウブシ、胴の口開けのうたのひとつなのだそうです。
素盞鳴尊:林 茂(しげる)さん



星次回の定期公演は5月7日(水)星

安野神楽団 塵倫・東夷征伐

開場6時半 開演7時 

広島県民文化センター(中区大手町)
082-245-2311



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