アスファルトに一輪だけ。健気。
15回を祝っての開催でした!
ホテルニューヒロデンの神楽ディナーショー。
安芸太田町の津浪神楽団、三谷神楽団、川北神楽団の3社によるリレーは。
春と夏の終わり、年2回の開催です。
当初は、旧舞でディナーショーに向いている演目は限られているようにも思えたのですが。
神楽団の個性と、人の個性の違いはいつも明るく、魅力的で。
又、時の流れの中にその時々に合った神楽の観方があると感じています。
お客さんは、お馴染みの方々と、毎回初めての方がいらっしゃいます。
日々色んなことがあって、日常に追われていても。
お洒落をして、美味しいお酒と食事を頂きながら、大好きな神楽を楽しむ。
こんな格別な一日が待っています。
次は夏!三谷神楽団の皆さんです。
恵比寿さんからの福は、加計・川北地区の澄んだ空気と水でできた紅白餅。
その一つひとつに、郷田忠孝さん手作りのおみくじが入っていました。
さて、この度の川北神楽団の皆さん
ちょうど節目の開催にあたられ、いつもの2演目に加えて恵比寿を披露されました。
今回は、大倉幸人団長もフル回転で。
『今日はわしが主役じゃけぇね!』という宣言通り、仲哀天皇と剛力、幕間挨拶と、汗を拭く間もなく大活躍でした~
~第一幕 塵輪~
塵輪を舞う佐々木一紀(かずき)さん。
『高校3年の時に、突然舞えと言われて・・しばらくプレッシャーに苦しみました。』とお話されました。
『今は発展途上、まだまだこれからですが、旧舞の花形と言われる塵輪を任せてもらえることに感謝して、自分の形をつくっていきたいです。』と控えめに続けられました。
鬢髪(びんぱつ、面の横の髪。川北の皆さんはびんがみと呼ばれるそうです。)を持ちあげながら、じわーりじわーりと舞う塵輪、心に迫ってきますね・・・。
優雅に力強く、そして、どう大きく魅せるか、なのだそうです。
天皇の射た矢が塵輪に命中。雲の彼方へ落ちていき、敵の兵は衰退していきました。。。。
ところで
郷田 亮さんの娘さん、爽ちゃん(あきらちゃん・もうすぐ3年)も立派に手打鉦をつとめました。
まっすぐに舞手をみつめ、確かなリズムを奏でる姿。
はじめは、皆の前に出ることが恥ずかしかったそうですが。
『神楽をするの、面白いよ~』と、にこにこ教えてくれました。
爽ちゃんには2つ夢があって。
ひとつは、笛を上手に吹ける人になること。
もうひとつは、パパみたいにカッコいい人になること。
『塵輪をやっつけるところが一番かっこいい。』
お父さんを目標に、川北の皆さんに見守られながら、すくすく大きくなってね
集中しています。物語の中にすっかり入っている表情です。
続くよ~。
2014,03,19 Wed 22:08