今夜はスーパームーン。大きさ14%、明るさ30%アップ。
明日は今年で一番大きな満月です。
昨日の神楽フェスティバルで拝見した
津野山神楽保存会(高知県高岡郡梼原町)の皆さん。
陸海5時間かけて来てくださいました。
愛媛県との県境。
坂本竜馬脱藩の道として知られる、四国カルスト高原に抱かれた山間の町で、1100年もの間舞い継がれてきました。
代々特定の神職によって継がれましたが、やはり戦後の混乱・後継者不足により、村内広く講習伝承となったようです。
津野山神楽は18節からなり『宮入り(みやいり・舞はじめ)』から始まり、『幣舞』『田草』『天の岩戸』と続きます。
囃子・衣装・面の印象から広島一二神祇舞と印象が重なりました。
保存会に入ると、舞手は基本的な舞から習い始めます。
大方の舞を習得し、経験年数5年を経過すると、総代役員会等で審査があり、そこで認められると「舞太夫」の免許が頂けるということです。
~第8節、二天(にてん)~
神剣・天の村雲の剣(草薙の剣)の由来を神歌を唱えながら舞います。
幕前の方が神歌を唱える役です。
~第9節、山探し~
金山彦のお使いの神が、紛失した宝剣を見つけ出し、歓喜するところで舞い終わります。この般若の面は、津野山神楽に使用する面のうちで、あらゆる表情に富んでいて、右にでる面はないと言われます。
ないっ!宝剣がないよーっ
ぅわーいっ あったっあったっ・・・という感じでしょうか。
~第11節、鬼神退治~
国譲りに由来し、建御名方神(たけみなかたのかみ)と建御雷神(たけみかづちのかみ)の神話を劇的に仕組んだものです。
建御名方神を鬼神として描き、その終わりに、鬼神の首はとられます。
容赦ないです。ちょっと複雑な気持ち。
~第14節、折敷(おりしき)~
余興舞の一種。平盆を1枚、2枚と手のひらに乗せ、前転、後転する曲芸的な舞です。盆が手に張り付いているみたいです。
始めは1枚。途中から2枚。
落ちそうで落ちないスピード感もあってすごいっ。
~第16節、豊穣舞~
お稲荷さんと大国様の舞。お互いの自慢話をしながら稲と宝を交換するユーモラスな舞です。
大黒様は、打出の小槌を振りながら、五穀豊穣などの徳を授けます。
2012,05,05 Sat 23:23