「清嵐荘」にて。AM6時、独り占め。鳥の声と霧雨。
出雲風土記に《漆仁(しつに)の湯》として登場する出雲湯村温泉
「川辺に薬湯あり。一たび浴(ゆあみ)すれば身体(みぬち)和らぎ、再び濯(すす)げば満(よろづ)の病消除(のこぞる)。」
少しぬるめ、無臭で軽い湯質は、繰り返し入っても疲れにくい。
入浴後に、両腕の皮がクルクルと剥けて落ちた
早速の効能か。。。脱皮か?
足名椎・手名椎の古墳のほとりにあった銘古木。
撫でると、100歳の寿命を保つそうだ。
よっけてさんは何回も摩ってたから、500歳くらいまで生きるよっ!
込み合う病院のロビーで
たまたま手に取った「さんいん キラリ春号」。
写真も文も美しい読み応えのある雑誌ですね。初めて手にしました。
島根県の神楽と、浜田の観光・石見神楽が特集されていました。
その中で、深野神楽保存会のご縁でご一緒した、出雲市の《大土地神楽保存会》が取り上げらていて、ちょっと感動
古書に1798年の記録があり、300年以上も途絶える事無く受け継がれてきた大土地神楽は、現在は国の文化財指定を受けている宝です。
この度拝見した「八戸(やと)」。※八岐大蛇と流れを同じとする
雅な囃子に、能舞の要素が残る古風な舞い振り。
でも、見たことがない神楽。独特です。
囃子手さんの肩衣(かたぎぬ)がインパクトありますね。
白衣袴では神職さんと同じになってしまうため、
違いを出すために取り入れたのではないかというお話でした。
素尊の面です。見慣れたスサとはまた違う、かっこよさ
永い歴史・伝統という言葉に緊張しながらお話を伺ったのですが、この日、小太鼓を務めた坂本伸仁(のぶひと)さんは温和な方で、国の指定を受けた長短はとても興味深く。
又、重んじることが大切な一方、周りとの比較で生まれる焦りについても、ユニークな表現で触れておられました。
大きな責任に誇りを持ち、弾力性がありおおらか、そんな印象を皆さんから受けました。
人柄を知ると、次の機会がもっと楽しみになりますねっ。
ところで、舞台袖では
『これが出雲の“トカゲ蛇(じゃ)”かぁ』と、大興しておりました。
かわいい-っ d(●>ω<●)))
胴体はふかふかクッションの手触り。
大蛇の姿の違いも、これまた神楽の里を巡る楽しみです。
『ふー。今日も蒸すな。。。』
舞手(男前でした!)の顔は、赤い布の部分に。
もちろん正面を向いています。
『出番はまだかなーっと。』
『では、行ってきまーす 』
2011,09,08 Thu 22:24