注連王(しめぬし)の川上 靖さん、天蓋引きの最終確認中です。
「今、川上さんは綱と会話してますから」と周りの方がおっしゃっていました~。
亀山社中、大都神楽団の祝いの会の会場は
ロビーもホール内も、これまでにない雰囲気でお客様をお迎えしました。
特に舞台は赤黒で統一し、洗練された舞殿へと姿を変え、驚かれたと思います。
当初から「石見を持ち込みたい」という拘りは大きく。
鼻息荒く
本当は、もっともっと拘り抜きたいものがあったものの。
限られた準備時間や、月いちの趣旨などの折り合いで、申し訳なく思います。
ただ、石見神楽発祥の地で育った石見の神楽人は。
幼いころから。
思想も舞も強固に、誇り高く鍛えられ、神楽に命をかけているといっても過言でないと思います。
さあ、始まりますよ~。
只、私は今回はどの演目もほとんど見ることが出来なくて・・・
・・・・(> <。) ソーユーモノ、デスヨネ。。。。
~第一幕 石見神楽亀山社中 天蓋~
準備がハンパなく大変で。
浜田の練習場の天蓋をバラし、運び、また一から組み立て・・・
『あそこまでやっても、天蓋を広島の皆さんに観てもらいたかったですから!』
大下一匡さんの思いです。
五色の揺振れる天蓋に、神々の御降臨と喜宴を観る。
日本人の心、究極の神遊びと思います。
綱を自由自在に操る注連主。かなりの熟練が必要と聞きます。
「謹請 東方に木の御親 久々能智(くくのち)の命・・・」鳥肌!
ああ~終わっちゃう~小天蓋が散らかるほど、神々が喜ばれたと言われます。
~第二幕 大都神楽団 胴の口~
舞殿に揃う人も客人も神妙な面持ちで神の舞台を整える儀式舞が多い中。
胴の口は厳粛な中に賑々しく、これから神楽が始まるという嬉しさ、皆が集う楽しさに魅せられます。
(本来は神楽の初めに舞われるものですが)大都神楽団では奉納などの際、あえて夜中過ぎに舞うことで、神の舞台を整え直し、空気を入れ替える演目なのだそうです。
「稲穂が豊かに実る日本は、幸せの国」と呼びかけながら胴の口は進みます。
笑顔でめでたく奏でます。
まだまだ続くよっ
2014,08,30 Sat 16:07