広島城お堀の高い場所から下をのぞき込むと、カワセミ発見。
しかし真下すぎて、どう撮って良いかわからない
忘年会シーズン
今年1年、現場でお世話になったきりになっているスタッフの方々と再びお会いできて、ゆっくりお話しできることは嬉しいのですが。
太りそう!(と申しますか、もうぽっちゃりですけど~)
師走は、体力・健康一番の時期ですね。
という年末のお話をしながら
このブログはまだまだ真夏・お盆のあたりを走っております。
今夜から「神楽工芸展 協賛神楽公演」をご紹介します。
工芸展では、豪華絢爛な衣装、繊細な面や神楽道具、近くで見て尚迫力ある蛇胴等。
この地域に受け継がれる伝統の技に、溜息が出ました。
そしてこの技に魅了され、無から石見と広島の神楽人が繋がってきたんだなあと深く感心しました。
神楽公演は4演目の披露でしたが、当日は県外からのお客さんの対応で忙しく、3演目のご紹介となります。
まずは、初見で超、超~!楽しみにしていた石見の演目から
天豊足柄姫命(あめのとよたらしからひめのみこと)。
艶やかで堂々とした姫の舞は、格別な魅力があります。
~石神 松原神楽社中~
島根県石見地方の名の由来を舞う石神。
恥ずかしながら、私はこれまで自分の故郷の名の起源を考えたこともありませんでした。
さて、この石神は、松原神楽社中が発足当時から舞われているもので。
この演目を代表演目として、松原社中は名を馳せたと伺っております。
このスケールの大きな神話を、故郷の神楽として仕上げる神楽人の才覚に感服です!
〇解説〇
現在の島根県の西部地方は、「八色石(やいろし)」という、山のような怪しい大岩を中心に荒れた土地が広がっていました。
この大地を稲穂の実る豊かな里にしたいと、天豊足柄姫命(あめのとよたらしからひめのみこと)が何度も耕しますが、土はすぐ痩せ水はすぐ乾きうまくいきません。
そこで、須佐之男命の孫にあたる八束水臣津野命(やつかみずおみつのみこと)に八色石を打ち割るお願いをします。
命が里人の幸せを祈ってこの石を切りつけると、石は二つに割れて、一つは、邑智郡に飛んで「龍岩」となり、一つは美濃郡の「角石(つのいわ)」となりました。
そして不思議なことに一夜明けると、天豊足柄姫命は大岩に姿を変えていたと言います。
「八束水臣津野命(やつかみずおみつのみこと)」はこの大岩を見て『この国に奇異(きい)のいはみつる哉(不思議な岩を見たことだなあ)』と言われました。
石見地方の名は、ここから作られたと伝わります。
(筆:石井誠治さん)
天豊足柄姫命:台部亮太さん、八束水臣津野命:野上孝幸さん、
八色石:佐渡村孝明さん・尾土井竜太さん、
大悪鬼:吉岡大貴さん・芳川健一さん。
大太鼓:野上能孝さん、小太鼓:牛山誠治さん、
手打鉦:佐々木龍太さん、笛:西藤史織さん。
2017,12,08 Fri 23:40