舞台袖で。急きょ誉田別命を舞うことになった “渡 勇さん”を
恵比寿のような笑顔で励ます “中川康弘さん(やっちゃん)”
三谷神楽団 弥生の神楽交流会
地域の方への恩返しと、次世代への継承を目的に今年2回目を迎えました。
震災後、繰り返し是非を検討され“できることから”の決意に至り、
『東北関東大地震 復興祈念』のチャリティーとして開催されました。
三谷神楽団の皆さんは、阪神大震災の折り、現地での復興祈願などの奉納を経験されていることから、特に誠実に考えを重ねられたのでは、と感じています。
地元の方にお手伝いをいただきながら、数日間、手作りで一生懸命整えられた舞台会場。
雨にも拘らず、お客さんは昨年より沢山に足を運んでくださったようです。
終わりの挨拶では、ゲストの大塚神楽団の皆さんも一緒に舞台に並ばれました。神楽が終わっても帰るお客さんはなし!
大きな労いの拍手に、報われましたね
それにしても
今回楽しみにしていた新舞『紅葉狩』。
こんなに長くお付き合いしてたのに。。な~んてこった。。
ウフフ、必ず一度は見てね。
わおッ “梶原 信吾さん”の新舞姿!
“木下 秀雄さん”の妖艶な鬼女大王に会場もザワッ
本当に色っぽくて見とれちゃいました。
昭和30年代に山王神楽団から伝承された紅葉狩。シンプルです。
ここだけの話、三谷神楽団といえば
一番インタビューがまとまりにくい神楽団NO1でして。。。
舞台でマイクを向けられてる人より、幕裏の団員さんが、とんでもないことを、素早く大声で答えるから。
ふざけるし、からかわれるし、ほとんど野次だし!
なのに!なぜ本番では、あのような品のある重厚な舞で会場を魅了するのか??
ふり幅大きすぎる。
そこが人間くさくて魅力なのか??
この日紹介させていただいた新人3人。
鬼が舞いたくて入団した “齊藤 由喜美さん”。
笛を勉強中の、もうすぐ高校生“田辺 瑞希ちゃん”。
目標とする『佐々木 剛さん』に、いつかは取って代わってやる!と野望を燃やす “岡部 勇士くん”。
三谷神楽団で成長する姿を見守ってください!
逞しくなるよー
『矢旗』前。最終コンディションを整える“園田 哲也さん”“渡 勇さん”。
同級生コンビです。
『わしは、あいつ(薗田さん)がおったけぇ ここまで神楽続けとる。』
本番前にポツリ。二人にしか分からない歴史があるんだろうな。。
2011,03,23 Wed 18:19