凍るようなベランダから
ゆらゆらと揺れる十六夜。
とてつもなくベタですが。
ぽっかりと頭に浮かぶのは「Fly Me To The Moon(私を月まで連れていって)」。
もうすぐ60歳を迎える、ジャズのスタンダードナンバー。
フランクシナトラが歌うこのラブソングは、アポロ10号・11号にも積み込まれ、人類が月に持ち込んだ最初の曲としても知られています。
~フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン~主部分和訳
詞・曲 Bart Haward
Fly me to the moon
私を月に連れて行って
Let me play among those stars
星たちの間で遊ばせて
Let me see what spring is like On Jupiter and Mars
木星や火星にどんな春がくるのか見せて
In other words, hold my hand
つまりね・・・手をにぎって。
In other words, darling(baby) kiss me
つまりね・・・キスして欲しいの。
Fill my heart with song Let me sing forever more
心を歌でいっぱいに、いつまでも歌わせて。
You are all I long for
あなたこそ待ち焦がれていた人。
All I worship and adore
あなただけが大切。尊いの。
In other words, please be true
つまりね・・・変わらないでいてね。
In other words, I love you
つまりね・・・愛しているわ。
日本語だと、こっぱずかしーいっ
でも、ホント素敵な曲ですね。
1954年に『In Other Ward(言い換えると・つまり)』で発表され、
62年に『Fly Me To The Moon』へと曲名が変わり、フランクシナトラがアレンジカヴァー。
折しもアメリカは、アポロ計画まっただ中。
月面着陸が手に届く未来にシンクロし、時代を代表する曲になった、とある。
ほー、この美しい曲にそんな歴史があったのか。
・・・もっと好きになったわっ
2012,02,09 Thu 23:56