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新戦力。


『学校の帰り道に、鬼に逢いました音符
また見に来てねっ


ダイヤそれでは先週の広島神楽定期公演!ダイヤ

鈴張神楽団の皆さんをご紹介します。

素晴らしいニュースがありました。

1年前の鈴張神楽団の皆さんの定期公演を観て。

なんと!おふたり、新しく入団されました。

舞台から伝わる熱意に心を決めたそうです。

裏方としてこまめによく動き、人懐こく、団を明るく盛り上げる姿。

これからどんな役割を担っていかれるのか、楽しみにしております四葉



上新入団員の沖川茉祐(まゆ)さん(左)と石原有梨(ゆり)さん&これから苦楽を共にする・・・ひょうきんな仲間たちですチョキ

~第一幕 山姥~

およそ15年、少しずつ整え直しながら舞っておられます。

母子・今生の別れの場面は、神楽団による演じ方が様々ですが。

怪童丸の気持ちが伝わってくる場面に、なるほど~!としみじみ拝見しました。



上上路山にて日が暮れ、頼光と綱が一夜の宿を求める。
これも何かの導きでしょう。
源頼光:山中 数人さん、渡辺綱:石川 昌士さん。




上夜も更けたころ。。。母と子はこうやって生きてきたんですねぇ。
山姥:住本 政彦さん、怪童丸:竹迫 正棋さん。




上下頼光主従は、親子の正体に、とっくに気が付いていたような気がしますよね。





上もとは心優しき母也。



上ここですよっ。全てが詰まってる場面。



上坂田金時として、母を見送ります。

長くなるので分けまーす。



上大町さんに『いつもと変わらんっ』て言われたーっ
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雷の如く奔り、風の如く飛ぶ。


奥州一円を手に入れ、朝廷の言うことを聞かず。
我が世の春を謳歌する、阿倍貞任(あべのさだとう)・宗任(むねとう)兄弟。


ダイヤではではダイヤ

月いちの舞・東北ー鎮魂の物語ーを結んでいきます。

~第四幕 勿来の関 梶矢神楽団~

常磐自動車道・勿来インターをおりて南へ走ると「勿来の関公園」があり。

ここには、勇壮に戦う馬上の「八幡太郎義家」の像があります。

《同じ源氏と申せども、八幡太郎はおそろしや》とうたわれる義家は。

平安時代後期、奥州一円で力を揮う安倍一族を平定した武士です。

この戦いは、「前9年の役」と知られています。

それから150年の後、源頼朝が、武士の世・鎌倉時代を開きますが。

義家こそ、その礎を築いた英雄と伝えられています。

(筆・石井誠治さん、一部抜粋)



上征夷大将軍・八幡太郎源義家は、出羽の豪族『清原武則』の援助を得て、平定に向かいます。
義家:上田正幸さん、清原武則:大久保俊祐さん。



勿来の関は、梶矢神楽団の皆さんのオリジナル演目です。

『もう、60年くらいは舞っとると思うんですがのっ。』と、長尾良文団長がおっしゃいます。

この戦いは、日本の歴史には「前九年の役」として刻まれ。

神楽では、梶矢神楽団の「勿来の関」から、宮乃木神楽団の「新羅三郎 後三年の役」に続いていきます。

そして、義家が安倍氏討伐に向かう途中、安達ヶ原の鬼女の物語が加えられているのは。

義家の武勲を、一層引き立てるためではないかと想像します。



上馬子の藤太、待ってたよー音符チャリの話術で会場を湧かせ、見事な長口上で唸らせます!馬子の藤太(まごのとうた):田中克明さん。



上前団長・上田照明さんが、とても楽しそうに大太鼓をつとめられるので、こちらもニコニコってなりますにぱっ
小太鼓:徳物一則さん、手打鉦:道庭 晃さん、大下(おおしも)真汰さん、笛:長尾良文さん。




上義家たちは、馬子の藤太の道案内で、まずは鬼女退治へと向かいます。



上しとやかな姫の正体はすでに分かっています。
姫:柴野 利成さん。




上鬼女の化粧は、梶矢に長く伝わるものです。
鬼女お岩:柴野 竜二さん。




上鬼女が恐ろしければ恐ろしいほど、義家の武勇を誇ります。



上鬼女成敗のあと、勢いを得て、勇ましく敵陣へ乗り込む義家。
阿倍貞任:田中克明さん、宗任:行田雅春さん。




上兄の貞任は討ち取られますが。
文武に長けた弟の宗任は命を奪うのが惜しいとして降参させ、家来とします。思いもよらぬ展開でした~。
にぱっ
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人から人への物語。


上江戸中期より伝わる面。有形文化財に指定されています。

ダイヤ私、日脚(ひなし)保育園でしたダイヤ

なので当然「ひなし」と読めますにかっ

この度月いちの舞に初めてお迎えした日脚神代神楽社中の皆さん。

私の地元・西村神楽社中は、日脚時代神楽社中より黒塚を師事されています。

小さいころから見て育った西村の黒塚の中に、日脚の皆さんの芸が生きているということですね。。。



上翻弄。姫と鬼:上野 浩司さん。
剛力:久保田利幸さん、松岡慎吾さん。




上和やかさの中の、優美さ。

~第三幕 黒塚 日脚神代神楽社中~

栃木県の那須岳。この山裾が那須野が原で、硫黄の匂い立ち込める岩山が連なり、その中央に「殺生石の碑」があります。

この殺生石が、金毛九尾の狐の物語を伝えています。

黒塚は、昔々、神楽の物語を作った人が、安達ヶ原のお話と、那須野が原のお話の面白い所を組み合わせて仕上げたものと思われます。

(筆:石井誠治さん、一部抜粋)



4人で、スピード感いっぱいのフォーメーションを展開します。
法印さん:養庵敏弘さん。
狐の衣裳も、雰囲気ありますね!


ダイヤ初登場のご挨拶を頂いたのはダイヤ

養庵敏弘代表です。

面や物語の見どころと共に『あたたかい石見弁を楽しんでください。』とお話されました。

石見のおまつりには欠かせない黒塚。

夜明かしでは2時から3時頃、眠気がピークに達する頃舞われると言います。

黒塚は日脚社中の十八番ですか?と伺ったところ・・

『“16.5から17番”くらいかな~?』という謙虚なお返事でしたにひひ



上舞台のやり取りは毎回違って、奏楽の皆さんも楽しいでしょうね。
大太鼓:肥後友幸さん、小太鼓:佐々木義之さん、
手打鉦:山下 賢さん、笛:新井三郎さん。




上で~た~。この登場の仕方が黒塚だわ~。
悪狐:上野正彦さん。




上怖すぎて舞台をまともに観ることができない姉妹。
・・・狐が後ろまで来なくて良かったね四葉




上狐版、えんがちょ。



上つ・か・ま・え・た



上しかし最後を締めくくるのは、勇壮な二人。
三浦之介:山下勝史さん(右)、上総之介:肥後利信さん。


次回、最終演目
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KAGURAの杜で配信中。
ダイヤ今日はよく働きました~ダイヤ

週末の雨、良い日曜日になりましたか?


ダイヤでは、月いちの舞・続けますダイヤ

東北・福島県縁の物語として続く演目は、奥州安達ヶ原の鬼女、黒塚、勿来の関ですが。

これら全てに少しずつ共通点があって、興味深い。

更に、地域と神楽団・社中の個性が加わってめちゃめちゃ面白いっ音符



上乳母の岩手は、姫の病の特効薬である「妊婦の生き胆」を求め、東へ東へと辿ります。
岩手:五反田 直也さん。


~第二幕 奥州安達ヶ原乃鬼女 八重西神楽団~

福島・世界遺産百選認定の天台宗真弓山観世寺(まゆみさんかんぜじ)の境内に大きな黒肌の岩屋があります。

これが黒塚です。

又、その観世寺には資料館があり、鬼婆が使ったという包丁や鍋など伝説を裏付けるような道具も展示されています。

(筆:石井誠治さん、一部を抜粋)



上我が娘・恋衣(こいぎぬ)との再会が地獄の始まりです。
恋衣:田中 聡さん。


ところで。

八重西神楽団では、今年一月、芥川智成(ともなり)さんが団長に就任されました。

新団長のご挨拶と共に、オリジナル演目のみどころをご紹介頂きました。

『物語の流れの中にある、岩手の心の変化を大切に描いています。』

母親という立場で拝見すれば、胸が張り裂けそうな物語。

とうてい岩手は鬼とは思えませんが、成仏は唯一の救い、正に真如の月ですね。



上下千載一遇の好機に逸る心を抑えて。





上岩手が都に奉公へあがる時、我が子・恋衣に残したお守りが出てきます。
『知らぬこととは言いながら、我が子を殺すこの母は、地獄の鬼にも劣るまじ・・・』




上藤本智子さんの笛が、岩手の心情を浮かび上がらせます。
大太鼓:大塚和典さん、小太鼓:清中智貴さん、手打鉦:大塚 陸さん。




上下この世を呪う悪鬼と成り果てて・・・





上妙文(霊妙不思議な経典)を唱えて鬼女を成仏へと導きます。
阿闍梨祐慶:福田雅宏さん、剛力:新本一樹さん。


後半へ続くよっ
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基点。
ダイヤ少し落ち着いたところでダイヤ

月一の舞を振り返ってみます。

今月は残念ながら、月いちはお休みだし。

ブログで、一人開催する気分でご紹介しますにかっ

ダイヤ3月の月いちはダイヤ

「鎮魂~東北の物語~」として、福島県を縁の地とした演目をご覧いただきました。

4年前の東北大震災の2日後に、月一を開催しました。

中止にすれば、何もかもが「無」で。

開催すれば、何かしら役に立てることができるのではないか、という話し合いがありました。

良いのか悪いのか、不安がいっぱいでしたが。

多くの方にお越しいただいたこと。

出演団体の皆さん(筏津神楽団、三谷神楽団、谷住郷神楽社中)には、複雑な中に心を込めて上演して頂いたこと。

いつもお世話になる神楽団、社中の皆さんからも寄付を頂き、およそ30万円もの義援金を、東北へ贈らせてもらえたこと。

この日の意義と価値を、この先もずっと忘れないであらゆる源にしていきたいと思っています。



上東山神楽団・4代目滝夜叉姫:佐原浩二さん。

~第一幕 滝夜叉姫 東山神楽団~ 

伝承の地は、福島県いわき市四倉(よつくら)町玉山にある惠日寺です。

将門の娘・瀧姫(五月姫)は、将門が天慶の乱で敗れると、乳母と共に、北へ北へと逃れ惠日寺へと辿り着きます。

そこへ小さな庵を建て、将門一門の供養をしながら80歳あまりの生涯だったと伝えられます。

お寺の境内には、瀧姫の土饅頭の墓が残され、地元の方に守られています。

(筆:石井誠治さん※一部抜粋)



上繊細に舞う五月姫の後に、賊のどっしり感は、悪を強調します。
夜叉丸:中原秀成さん、蜘蛛丸:増田 智也さん。


さて、東山神楽団の皆さん、ここでの注目は、この日2回目の舞台を迎えられた、4代目滝夜叉姫の佐原浩二さんです。

『一回一回が貴重な勉強です。雰囲気のある舞子になりたいですね!観たいと思って頂ける舞、聴きたいと思って頂ける口上を目指しています。』



上先導し、寄り添い、盛り上げる!
大太鼓:米田 剛さん、小太鼓:有田 雅俊さん、
手打鉦:中村 洋平さん、笛:米田 篤史さん。




上火蓋を切る。大宅中将光圀:益田祐輔さん、山城光成:中谷克志さん。



上舞台の躍動感に、元気を持って帰ってもらいます!

続くよ~
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