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鮮。
ダイヤ吉和競演・・・もう折り返しですダイヤ




プログラム7番 特出 栗栖神楽団 神武

ここのところ頼政や岩戸をよく拝見していたので、神武はとっても新鮮でした。

演目が違うと、神楽団の表情・印象は全く異なるものですね。。。

『旧舞にはこういう舞もありますよ、と沢山の人に観て頂きたい。』と山崎豊治団長がおっしゃいます。

又、昨年の優勝を受けての特出なので、吉和競演の名を傷つけることのないように。

そして、自分たちの誇りをかけて真剣勝負をします!と意気込みを語られました。

とよちんインタビューがないのが、ちょっと残念だったな~にひひ


伊波礼彦尊:岩崎義隆さん、日臣尊:松浦幸大さん、
長髄彦尊:板村 駿さん、賊:吉本登志充さん、

大太鼓:山本洋治さん、小太鼓:山崎大介さん、
手打鉦:藤原 響(きょう)さん、笛:二井萌香さん。



















プログラム8番 玖島神楽団 日本武尊

およそ1年半ぶりに拝見しました。

原田神楽団を師匠とする玖島の皆さんが、初期の頃稽古をつけてもらった演目。

今回、この演目を持ってこられたのは、競演・新舞として日本武尊を舞う団体はまだ数が少なく、興味を持って見て頂けるだろうという思いからだそうです。

武尊を舞う迫口晴也さんの29歳を筆頭に、舞い子さんは20代前半。

これから長きに渡って舞い続けていかれる、玖島の精鋭部隊ということでした。

さて、武尊・迫口さんの、ブレない!乱れない!躍動感は圧巻でして。

身体能力?体幹?とにかくキレイなんですにこっ


普段の練習から、本番さながらの烈しさがあるそうですが。

化粧をし、衣裳を身に着けると、いよいよ舞子魂に火が付き、命懸けの合戦に突入していくのでしょう、とベテランの皆さんが目を細められます。


・・・と言いながら、合戦以降、一番の見どころの写真もブレブレでありません。すみません汗


日本武尊:迫口晴也さん、川上健:有田桂一郎さん、
弟:松浦久道さん、八重姫:鈴木壱磨(かずま)さん。

大太鼓:小林 智さん、締太鼓:前 勉さん、
調子鉦:小島寿志さん、笛:畠村香澄さん。





















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輝き満ちる。


上大朝から、たけのこご飯が到着。今年初たけのこ~。
カムサ―ヾ(●´▽`●)ノハムニダー!!



ダイヤ吉和神楽競演大会、どんどんご紹介しますダイヤ

次は松原神楽団の皆さん。

・・・ですが。

この時、控室に配役の変更などをまとめて伺いに行っていて前半がほぼ見られず、心残りですダッシュ

と申しますか、仕事で行っているのでこれが本来かもしれないのだけど。。。

今回は特に、小屋根尊を舞われた檜谷(ひのきだに)幹夫さんが、一線を退かれる舞台であったことから。

上演後、まだ肌着の汗が乾かないうちに、衣装を畳んでおられる檜谷さんにお話を伺いましたので、ここで書かせて頂きますにこっ




上衣装にも歴史あり。


プログラム6番 松原神楽団 天の岩戸

今思えば、子供の頃から、鐘馗の鬼と岩戸の小屋根さんに何とも言えない魅力を感じながら育ったと振り返られます。

18歳で松原神楽団に入団し、以来43年。

団長の重責を担いながら、天照大神や太玉尊を経て、小屋根さんは20年近く最も長く舞ったとのことでした。

実は、少し前に小屋根さんを後輩の方に託し、退いておられたようですが。

神楽団の事情により、この度の競演に向けて一大決心で復帰なさったようです。

一度引退に心を結んだものを、また競演の舞台に心身ともに戻し整えると言う作業・・・

相当な力を尽くされたに違いありません。

その日舞い終わったお気持ちを伺うと。

『ホッとしましたが、寂しさもあります。』柔らかな笑顔です。

松原の団員の皆さんも、同じお気持ちだったでしょうね。

そして『小屋根尊として、舞子人生を閉じさせてもらえて嬉しかった。そして一生懸命に皆と取り組む競演で良かった。子供の頃の夢を叶えさせてもらいました。』と続けられました。

最後に、今一番心に浮かぶのは何でしょうか、と伺いました。

『神楽と神楽団には、計り知れない人生の学びをもらいました。
生きていく上で、親からも多くのことを学びますが、私は神楽団・先輩、後輩に沢山の喜びと教えを頂きました。私がこれまで地元で生きてこられたのは、神楽団のお陰です。
これからは恩返しの想いで、皆と一緒に元気に活動していきます。』

岩戸から大神がお出ましになる場面は、何度見ても本当に美しい。

鏡に映る景色の中に自分を省みて、心が洗われるような気がする。

檜谷さんのお話には、その鏡と同じような力・清明力を感じる。。。

檜谷さんの祈念すべきこの日の舞が、光満ちる天の岩戸で良かったな~と思いました。


檜谷さん、突然お声をおかけしたのに、快くお話を頂いてありがとうございました。

またご一緒させてくださいね(*^_^*)


素戔鳴尊:沖田哲明さん、天照大神:深野 翼さん、
小屋根尊:檜谷幹夫さん、太玉尊:斉藤義彦さん、
錮女尊:沖田佑介さん、手力男尊:古元(こもと)正敏さん。

大太鼓:上手佳也さん、小太鼓:鈴木文章さん、
手打鉦:斉藤直将さん、笛:本家久史さん。





















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至る。
ダイヤ今夜は広島神楽定期公演ダイヤ

春木神楽団の皆さんでした。

珍斉和尚さんには、広い舞台をキレイキレイに何度も掃いてもらってありがとうございましたにひひ

また、改めてご紹介いたします。



上間もなく開演。第一幕・悪狐退治から。
狐さんと一緒に集中力を高める、珍斉さんの舞台裏。



ダイヤ吉和神楽競演大会続きますよ~ダイヤ

プログラム4番 三谷神楽団 矢旗

今年の三谷神楽団は「市田直己さん押し」の1年になるそうです。

木下弘文団長との大神・小神のペアが続きそうですね!

と、木下団長に声をかけますと「・・・」宙を見つめ無言でしたにこっ

しかし、大魔王にとどめを刺す『やああっ!!』の、渾身の力を振り絞る様は、大迫力でこちらも拳を握るほどです。


又、今回の大魔王・梶原信吾さん&手下鬼の木下秀雄さんは、矢旗では久しぶりのペアだったそうで。

このお二人の息の揃った鬼の舞を、団員の皆さんは全信頼を寄せながら、吉和の舞台を楽しみにされていたようです。

旧舞の部 優勝 おめでとうございます。


誉田別命(白旗):市田直己さん、従者(矢旗):木下弘文さん、
大魔王:梶原信吾さん、手下鬼:木下秀雄さん。

大太鼓:山本宏二さん、小太鼓:藤崎未来さん、
手打鉦:園田哲也さん、笛:田辺瑞希さん。























プログラム5番 山王神楽団 滝夜叉姫

田坂真吾団長によると、山王には3つのパターンの滝夜叉姫があり。

今回の構成が、昔から舞っている本来のものだそうです。

(以前にも書きましたが)私にとってこの滝夜叉姫は、ずっと以前に月いちの舞で舞われすっかり心を捉えられた“念願”の滝夜叉姫だったので、興奮しました。

「あの舞い子さんの、この舞が見たい」が詰まっていて、たまらんのです太陽


又、いらんことを書くような気がしつつ、あえて書かせて頂くと。

今回は、練習通りにいかず悔しい思いをされた場面もあったそうですが。

これが更なる気迫を呼び、凄味のある舞を夢中で拝見しました。

舞台上で何があっても、自分なりに転じる技量に圧倒されます。

競演の舞台ではありますが、神楽ファンの「あ~良い神楽を見せてもらったぁ・・」は色々です四葉


大宅中将光圀:藤岡進矢さん、山城光成:井上 亮さん、
滝夜叉姫:前 翔太さん、夜叉丸:中川克也さん、
蜘蛛丸:森藤大輝さん。

大太鼓:田坂真吾さん、小太鼓:芳信智也さん、
手打鉦:藤井英昌さん、笛:川本喜美代さん。



























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あの緊張感。
ダイヤウグイスが長閑に鳴くいちにちダイヤ

しかしもうすぐ、ホトトギスがやってくる。

ウグイスの巣に托卵し、子育てまで任せる困ったさん。

自分の体の倍の大きさはある雛を、ウグイスはどうして育ててしまうのでしょう??


ダイヤ今日からダイヤ

第17回 吉和神楽競演大会の様子をご紹介していきます。

競演シーズンの幕開けを担い、私が知る限りでは一番標高が高い場所で開かれる特徴ある大会にぱっ

今年は12団体、13演目をご覧頂きました。

今年も始まったー!という思いと。

又、来年以降も活気のある競演大会が続いていくようにと祈りを込めます。


プログラム1番 山王神楽団 神降し

久しぶりに山王さんの神降しを拝見しました。

この大切な儀式の神を、若手の井上さんがつとめられているのを拝見して。

山王神楽団の時の流れと、次の時代の山王の頼もしさを感じます。


神:井上 亮さん。

大太鼓:中川克也さん、小太鼓:田坂真吾さん、
手打鉦:藤井英昌さん、笛:川本喜美代さん。







プログラム2番 掘神楽団 塵倫

競演の部トップバッター、朝10時からの塵倫です。

くじの関係で、久しぶりに塵倫を競演の舞台に持ってこられたそうです。

上演後の控室では。

鬼を舞う体力的なしんどさが、勢いだけは舞えない旧舞の重厚な舞にちょうど作用するというお話がありました。

又、旧舞らしさを誇る堀神楽団の塵倫を、沢山の方に見て頂ければそれだけでも嬉しく価値があると言うお話でした。


そして、鬼の幕切の際に響く、胴の口の歌。

「入(い)りませば 入りませば 今日ぞ入ります。七坂八坂(八坂神社の意と伝わる)を超えて京ぞ入ります。」

鳥肌が立つくらい、ここの雰囲気が素敵です。

掘神楽団に塵倫を師事する吉和神楽団がやはり歌われますが、「今日」が「京」だったり「京都」だったりして、この議論も興味深いところです四葉


仲哀天皇:梅田 守さん、高麻呂:栗栖忠臣さん、
塵倫:武田雄二さん。

大太鼓:佐々木芳之さん、小太鼓:佐々木克己さん、
手打鉦:森脇 㤗さん、笛:武本英成さん。























プログラム3番 横谷神楽団 土蜘蛛

横谷の皆さんが競演に臨まれる姿を初めて拝見するので、私もめちゃめちゃ緊張したっ。

今だから言える・・・にこっ

2度目、5年ぶりの競演は。

一番舞い込んでいる土蜘蛛を、競演セオリーに合わせ、各場面や口上を整え直しました。

競演初舞台のメンバーもおり、多くを磨くことができた事。

又、今回は、団員が同じ目的に向かう姿勢を持ち、真摯に取り組んだことが何よりの収穫、次へのステップとお話されました。

全員からビリビリとした集中力が伝わる土蜘蛛。。。

上演後の拍手に、手応えを感じておられたと思います。


源頼光:伊藤勇治さん、卜部季武:楫谷裕介さん、
坂田金時:八上良太さん、胡蝶:霜江勇弥さん、
土蜘蛛:金子慶一さん。

大太鼓:野村悠貴さん、小太鼓:中屋伸治さん、
手打鉦:井上広志さん、笛:長谷川麻衣さん。



























続いていくよ~ん。
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空間美。
ダイヤ護国神社の「広島蝋燭薪能」へ行って来ましたダイヤ

毎年この時期に開催されますが、ここのところ雨が続いて、アステールプラザに会場を移していたので。

久しぶりの護国神社・境内での開催。

40回目を迎えた今年は「三輪」「清水(狂言)」「鉄輪」の3曲。

遂に来ました~鉄輪音符

ゆらゆらと燃え上がる篝火の炎と、撒き上がる火の粉、薪の香りが、鉄輪の禍々しさを深めてくれるようでした。






上下7時半頃蝋燭の火入れが行われ、幻想的な雰囲気に一変。
そして暗くなるのを待って、鉄輪。※写禁なので舞台だけ。





神楽・貴船で馴染みのある鉄輪は、能でも人気曲のようです。

『能は悲劇や情を舞うが、鉄輪ほど情念と怨念を色濃く舞うものは他にない。』と紹介がありました。


又、宇治の橋姫伝説で、渡辺綱が腕を切り落とした話も合わせて解説され。

このあたりの混沌と矛盾が、時代を超える能の魅力とも話され。

『デジタル社会の現代にあって、能は、割り切れないものを抽象的に表現する芸能です。小説や本を読むような感覚で、自分なりの解釈で見てください。』と言われて、気持ちが楽になりました。


しかし、面をつけた演者には、人の香りは一切ありませんね。

幽玄の世界から、現れては消えていく生々しさと儚さは、夢を見ているようでした。。。




上参道も蝋燭で彩られます。
寒いので篝火で暖を取る人も多かったですにこっ

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